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走ること、マラソンの魅力

走ることの何が楽しいのか?
前まではそう思っていた。 ただ景色が変わるだけで自分はただ辛いだけ。
ボールとか他の人がいないと何も面白くないだろ、と思ってた。

そう、これは過去形だ。

はて、走ることの何が楽しいのか・・?


走ることは楽しくない。だがそれがよい。

最近思うのは、走ることは自分との戦いができるスポーツだと思う。
他のスポーツよりも断トツにこの要素が強い。
なぜなら楽しくないからだw


疲れたら歩いてもいい、そもそも走らなくてもいい、という状態で敢えて走る。走るといろんなことが辛い。
それが自分との戦いで熱くなれるw まさに挑戦。

そうすると次第に無心になって、逆に気分が良くなってくる。これがランナーズハイだ。これを一度経験すると、また長距離を走りたくなる。そうすると10km、20kmとどんどん長くなってくる。自分は10〜20kmの間はランナーズハイになってめちゃめちゃ気持ちよく走ることができる。

そして走り終わって目標を達成したときの充実感は辛ければ辛いほど大きい。
その後のシャワーや食事は本当においしく感じる。

辛いからこそ日常の当り前のことが有難く感じることができる。

そんなことを思える唯一のスポーツがマラソンだと俺は思う。




そしてフルマラソンというイベントは自分が走ってこそ最高のイベントとなる。
42kmを走るのはもちろん辛い。
でもそれを応援してくれる人たちがいる。

東京マラソンを走ろうとしているなら、それは大きなサッカースタジアムから応援されるよりもたくさんの人から応援される。

だからこそ諦めず走ることができる。
まるで自分の人生を走りぬいている姿を応援してくれているように・・。

一緒に走るランナーがいる。
彼らも同じく辛い思いをして走ってきた人たちだ。
そんな人たちと自分の持つ走力を競える場は他にない。
何も楽しくない、走るという行為を努力して続けてきた人たちと走れる幸せは今まで走ってこないと感じることもできないし、同じ位置で走ることすらできない。

そんな集団の中で走れる幸せを感じたい。


マラソン