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AWS クラウドデザインパターン実装ガイドを読んで

今まではHerokuを使ってWebアプリケーションをデプロイして公開していたけど、
なんか最近とても重く、ユーザ数の少ないアプリであったとしてもこの遅さは無理だったのでAWSでインフラから自分で構築できるようになりたいと思っていた。
また実際に本番で何かサービスを運用するときにHerokuだと料金がかなりかかりそう(DBサービス、メール、バッチ処理などすべてにコストがかかる)なのと、Herokuで本番運用する話をあまり聞かないのでやはりPaaSは実験用で簡単に作りたい時に使うくらいの位置づけな気がしている。

そんなWEBで公開する方法もまともに知らなかった自分が出会った本がこれ。

結論から言うと、この本はすごい勉強になる。
今までプログラミングの勉強ばかりだったので、新鮮に感じることが多々あった。
そして自分の今働いている会社はある程度アクセスのあるユーザを捌くノウハウを持ってサーバ構築しているので、それらが「何故そういうつくりになっているのか」を理解するのにとても大きな手助けになった。
Amazon S3, EC2 の使い分け、Route53のやELBの設定方法、ARDBの冗長構成など、実戦で必要なことはほぼすべて一通り網羅されている。
AWSを何も知らない人がこのサービスを使い始めるのに躓くのが、「設定項目の多さ」。
英語なので正確に理解できないまま、適当に設定を進めるのがとても大変。
そういう意味でもこの本はAWSの設定項目の意味も説明してくれるので、自分に合ったAWSのサーバが作れるようになるだろう。


アプリエンジニアがインフラの勉強の一歩としておすすめです。