読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

決済Webサービスの Webpay と SPIKE の比較

最近は決済機能を持つWebサービスを作ることが多いかと思う。従来はPaypalしか選択肢がなかったが、近年APIで簡単に決済機能を導入できるサービスが出てきた。これらを利用することにより、とても簡単にWebサービスに決済機能を盛り込むことができる。

今回の決済サービスでの条件は、「APIで決済ができる」支払いサービス。そうするとWebpayY! FastpaySPIKE って事になるかと思う。

色々あって、今回はWebpay と SPIKE のどちらもデベロッパーとして登録し、開発した。この経験から、両者のできること、できないことを詳しくまとめたい。前に書いた記事と被っている部分もあるけど、比較ってことでご了承ください。

今回の記事は、2014年9月時点での情報だ。この分野の競争は激しくどんどん変わっていくと思われるので注意されたし。

Webpay

料金体系

スタータープラン プロプラン
初期費用 0円 0円
月額費用 0円 9,800円
Visa Mastercard 3.25% 2.69%
Jcb American_express Diners_club 3.40% 3.40%

それぞれの決済毎に数%の手数料を取る形だ。

ちなみに、Jcb American_express, Diners_club は C2C サービスでは使えないので注意。SPIKEはそもそもその3つを提供していないが、C2Cサービスを扱うならどちらも使えるカードの種類は同じってことだ。

機能

Webpay はかなり柔軟に開発できる。カード情報をWebpayにリクエストとし、カード情報の代わりとなるカードトークン(カスタマーID)を受け取る。そのカードトークンを自分のサーバに保存しておく。以降、このトークンをwebpayに投げるだけで課金機能を実現できる。ちなみにカード情報フォームを作るなら Checkout Helper というのがある。現在はWebとiPhoneに対応しているみたいだ。自分の場合はandoridだったので自作した。

また、capture (仮決済)の機能も提供しているので、オーソリも簡単に実現できる。これでできる限り支払いを送らせて返金を少なくさせることが可能だ。また、決済時になってカード支払いに失敗するってリスクも減る。

もちろん、返金も簡単に実装できる。保存したChargeIDを元に返金リクエストを投げるだけだ。

webpay API とのやりとりを簡単にするためのライブラリを豊富に取り扱っている。これを使ってちゃんとwebpayのドキュメントを読めば簡単に実装できることがわかるだろう。初めて触った時は感動を覚える程だ。

その他良い所

  • Webpayの最新情報は適宜 Twitter などで教えてくれるので安心できる。
  • サポートがちゃんと返ってくる。
  • テストカードが豊富に用意してくれてるのでテストが楽

デメリット

商用申請の審査が厳しい。それで取扱いサービスの質を上げようとしているという点で会社にとっては安心だろうけど、使う側からしたらそれを知らずに普通に実装して申請したら落ちるてことがあることをちゃんと知らせてほしい。

審査にかなり時間がかかる。これを使うって決めたら、その時点で商用申請した方がいい。10日以上は見積もっておいた方が良いだろう。

まぁ、しっかり見定めてくれるってことで逆を言えばメリットなのかもしれない。

SPIKE

SPIKE はできたてなので、どうしても色々整備できていない感が高い。

機能

基本的にはWeb上での決済を想定した作りになっている。商品をSPIKEコンソールで作成し、その商品に対してのリンクを作る。そのリンクに行けばクレジットカード情報を入力して決済が実現できる。 Webpay は料金しか関心が無いので、どんな商品を作っても良いし、料金設定はそのときに決めれば良かったが、SPIKEは事前に商品を登録しないと決済ができない。まぁ最近できたAPIを使えばなんとかやれなくもない。

SPIKEではカードの登録をAPIでできない。 SPIKE Checkout という JavaScript を読み込んで、そのJavaScript が サイト内に iframe を作成し、そこでカードを登録する。SPIKEにログインしていればカード情報の入力をしなくても済むようになっている。していなければ毎回カード情報を入力する必要がある(ゲスト決済)。webpay にあった、カスタマーIDの概念が存在しない。

また、仮決済機能も現時点では提供していない。即時決済のみになるので支払い方法は限定される。

提供ライブラリ

SPIKE API とやりとりするライブラリは現時点ではPHPのみ提供しているようだ。自分は Ruby で自作した。

メリット

ここまで書くとどう考えてもwebpayの方がいいじゃん、ってことになる。たしかに機能的にはwebpayの方が断然色々できる。

SPIKEの最大のメリットはコストだ。なんと、決済手数料は無料だ! ただ今回はAPIを使うので、ビジネスプレミアムっていうプランに入る必要があって、月額3000円かかるが、それでも月約10万円決済すればwebpayより元が取れる計算になる。

あと、Webのみを想定したECサイトとかはリンク貼るだけだからかなり楽だと思う。Webpayではたぶんこういう機能はなかった。まぁそのリンク先に飛んだ後ににカード情報入力するか、SPIKE登録するかどっちかしなきゃいけないけど。これが無料の秘訣なのかもな。SPIKEに登録するユーザ増やして決済のシェアを取ろうって感じかな

審査が早かった!大変有り難い。

デメリット

  • 機能が限定されている。 特にAPI
  • Twitter などで最新情報を提供してくれない
  • サポートが遅い
  • ドキュメント不足
  • API を扱うと商品の概念がいらないと感じる

おわりに(免責)

あくまで自分が扱った範囲内での所感ですので、詳細は各ページを参照してください。