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バケモノの子を見て

たまには雑談エントリー。

キミとなら強くなれる。

見てきました、バケモノの子。 注意 以下解釈のためにちょっとだけストーリーを説明しちゃってます。

http://img.cinematoday.jp/res/T0/01/97/v1428994049/T0019739p.jpg

現代社会の抱える物足りなさや悩み

この映画の舞台は、あの渋谷。渋谷はよく通っていたこともあり何度も通ったことのある景色がアニメ中にいくつも描画されているのが何か不思議な気分になりました。

本作ではバケモノの世界と、人間の世界(渋谷)が分け隔てられていました。渋谷はたくさん人が溢れかえっているけども、どこか心の闇を抱えた場所。 人間の世界は今の日本の状況、先行き不安な日々に対しての表現だったような気がします。

その表現として、バケモノ達は, "人間は最終的に闇を抱えて問題を起こす"と言ってバケモノの世界に迷い込んだ人間を追い出そうとします。

そんなバケモノの世界に迷い込んだ少年が、最後には人間の世界で逞しく生きられるようになった成長物語でした。

感じたこと

本作では師匠と弟子の関係が強く描かれています。それでも師匠は何も教えない。ただそれを後ろで学ぼうとする少年の姿。

今の世の中はなんでも教えてもらおうとしがいがちです。なんでもマニュアルがないとできないような気がします。最初、本作の主人公(レン君)もそんな感じでコツを教えろとかそんなことを言っていました。それが次第に師匠の真似をして練習して強くなっていきます。レン君は勉強においても、自分から学ぼうとする姿勢を崩しませんでした。主体的に行動するこの大切さ、そして何かを突き詰めて努力することの重要性を教えてくれています。

それこそが、今のこの時代を強く生きるための方法ではないでしょうか。受け身にならず自分で信じたものをやり通してみること。胸の剣で切り裂くのです。

終盤には師弟関係の涙ぐましい関係が。弟子が困難に陥ったときは師匠が助け、師匠が困ったときは弟子が助ける。その絆にガチ泣きしましたw

にしても映画館ってのは強力ですね。たぶんテレビで見たらちょい泣きはするかもしれないですがここまで泣くことはなかったと思います。それだけ映画館は作品の中に入り込めるメリットがあるな〜と感じました。

P.S. 告知で出てた進撃の巨人が思ったよりかなりよくできてる感じがしました。これもちょっと見てみたいな。