ボクココ

個人開発に関するテックブログ

なぜどの会社も人を集めたがるのかという疑問

ども、@kimihomです。

最近はリクルーティング系のサービスがどんどん出てきているように感じる。「弊社はこんな人材求めてます」と言った感じで。なぜかそこに"いいね"みたいなのがあったり。

だいたい、人を集めたところでより大きなことができるようになるのかといったらそういうわけでもない。平凡な50人より優秀な1人の方がシンプルでより洗練されたプロダクトを作れると私は考えている。人をたくさん雇ったところで、その分プログラミングに関してはチームでの開発が求められるわけで、逆に効率が下がったりすることがある。人が多ければ多いほど、そのプロダクトに対するオーナーシップも薄れていく。人が多いほどバグを多く生むし、コードレビューが必要だし、色々教えないといけないし、無駄が一気に増える。なのにどの会社も 〜〜な人 ◯◯◯◯◯! みたいな感じで募集しちゃう。

人を雇うと給料を払わないといけない。そのお金はネットサービスの会社なら本当に高くつく。でもって実際に給料に見合う働きをしてくれる人は会社の何%だろう? 人を採用するのにかける時間を、他の顧客のために使う時間に割り当てたらどうだろう?リクルーティングにかけるお金をユーザーのためにかけたらどうだろう?

今は開発でもお金を払えばインフラエンジニアを外でもったような構成にすることだってできる。インフラをあまり知らなくたって(基礎は必要だが)、PaaSでサービスを作ればそれなりに負荷がかかっても、そのPaaSサービスにお金をかけることでインフラエンジニアを雇うより安く、しかも確実なプロフェッショナルに仕事をお願いすることができる。自社でエンジニアをやるなら、サービスの本質の開発ができるエンジニア数人で問題ない。セキュリティとかも外部に依頼してチェックしてもらうようにすればいい。自社で全部抱える必要なんてない。

営業にお金をかける時代も終わりつつある。ほとんどの人は商品を欲しいと思った時に、ネットでなんでも調べられる時代になった。営業がきたところでそれを後でネットの評判などを調べて判断するだけであるから、営業に多くの人件費を割くよりも多くの人に好かれるためにサービスを開発する、コミュニティを形成することに注力すべき時代になっている。

カスタマーサポートこそエンジニアがやるべきだ。いち早くフィードバックをもらえて改善できる。そして誰よりもそのプロダクトを知っているので素早く回答でき、顧客満足度が向上する。サポートは面倒だから、で誰かにやらせる仕事ではない。

そう考えると、必要な人材なんてたかが知れてる。なぜどの企業もそこまで熱心に人を募集しているのか、私には理解できない。もしかしたら、これはリクルーティング系サービスが盛り上がっているように見せかけているだけなのかもしれない。リクルーティング系サービスが盛り上がっているってことはそれに喜んでお金を払う会社が多いってことだから、やはり無駄に人を雇い過ぎている感がある。

終わりに

誰かに助けを求めるより、自分たちでそれをやれば良いのではないか? 自分がサボりたいから?自分がいなくてもいいようにしたいから?そんな熱意を持てないサービスは止めてしまおう。