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ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

サービスの質は技術力より忍耐力

スタートアップ

ども、@kimihom です。

皆さんは「いいサービス」と考えた時に何を思い浮かべるだろうか?きっとそれは使っていて気持ちの良い、クールなアプリケーションのはずだ。

そうしたクールなアプリケーションを開発する企業の勉強会などに行ってみると、こんな最新技術使ってるぜ!とか、こんなクールなインフラ構成だぜ!とかで勉強会に来る人を自社に呼び込もうと誘惑してくる。でもあのようなすごい発表ってのは社内でも選ばれた人だけしか発表していないのが現実だ。隣の芝を青く見せて、エンジニアをせっせと採用する戦略だ。

その裏で、同じ会社の中で地道な努力をしている人たちがたくさんいる。その地道な努力をしている人たちこそ、サービスの成功を支えていると私は考える。例えば LP の改善、画面のちょっとしたアニメーション、パフォーマンス改善などだ。会社の中でイノベーティブなことばっかりしている集団は、新機能の開発しかしなくなる。んで作った新機能でちょっと使いにくいところがあっても、それを直したがらず、また新しいことを考えてどんどん機能追加していってしまう。

サービスの質は、一つ一つの機能が洗練されていて、直感に沿った、毎日使いたくなるような機能を作り上げているかどうかだと私は考えている。新しく機能を作りました!ってのは最初だけでいい。あとはひたすら泥臭い改善の日々だ。それを受け入れられるエンジニアのいるサービスが最も質の良いサービスとなると私は信じている。必要なのは忍耐力とでも言おうか。

そんな折、今日私はとても情けないことをしてしまった。 LP ってのは HTML/CSS だけの世界でほとんどエンジニアにとっては無縁というかあまりやりたくない作業の一つだろう。でもそれがユーザーにとってよりわかりやすい、より安心して使ってくれるというのなら喜んでやらなければならない。しかし、現実の私はためらった。本当にちょっとの改善のようにしか見えなかったので、そんなにUIを一新する必要があるのか?と聞いてしまった。もちろんそれで議論するのはいいんだけど、できるだけやりたくないオーラを出してしまった。。実際 HTML/CSSだけの回収ってかなり面倒なことはエンジニアならわかってくれることだろう。最終的にはそのUIの刷新を私からやりましょうと提案し、次のフェーズでLPの更なる改善をすることになった。 実際に回収をやらないと、やる前と後でどう結果が変わったのかがわからない。だから改修はやらないよりやる方が大事なんだと思う。

同じ状況に陥った時、HTML/CSSだけの修正をやれるだろうか?それとも新人に丸投げするのか? 誰も使わない新機能を作るより、こうした基本をぶち壊して直すことのほうが間違いなく大事だ。新機能を作ることに私がこんなにも否定的なのは、サービスのコアがどんどんなくなり、"これは誰が使う機能なの?"ってのが量産されていく運命にあるからだ。出資受けまくってノリノリでエンジニア採用しまくって盛り上がってるスタートアップにはこの傾向が見られる。組織が大きくなると、そういう運命になる気がする。

せっかくいいサービスだったのに、その運命を辿ってしまうのはあまりにももったいない。少しでも思い当たる節があれば、ぜひ一度考えてみて欲しいと願う。

サービスを一回ローンチしたら、あとは地道な改善作業。そのことをもっと真剣に考えていきたいと思う。