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ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

制約のあるところに創造は生まれる

雑談

ども、 @kimihom です。

最近その通りだなーと思う言葉の中に、「制約のあるところに創造は生まれる」という言葉がある。これを最初に耳にしたのは、意外にも高校サッカーでの記事だった。

「制約があるからアイディアと工夫が生まれる」、初4強・國學院久我山の逆転の発想(小澤一郎) - 個人 - Yahoo!ニュース

私たちの現在の働き方 (資金調達や人材の確保などをせず、自らの限られたリソースの中で最大限のプロダクトを作る) というのに非常に似ていると感じ、共感したのを覚えている。

あらゆることにおいて大事なのって、「自分で考える」ってことだと思うのよね。何もしなくても満足できるような十分な環境では、"考える"ということを放棄してしまう。主体性とでも言い換えられるかもしれない "考える"っていう行為は教育によって鍛えなければならない最重要課題だと私は考えている。自分で考えることができれば、自分が何をしなきゃいけないのかが他に左右されずに的確に決めることができる。"意思決定を自分でできる"っていう力は、どんな仕事でも、どんな場面でも活躍する貴重な財産なのだ。

その上で、制約があれば創造(自分で考える)が生まれるのであれば、その制約を積極的に課すべきなんじゃあないかと思った。

Web サービスにおける制約の効果

私が Web サービス関連の仕事をしているので、サービスにおける制約とも照らし合わせてみる。

Web サービスにおいて最も(と言っていいかはわからないが)制約を課しているのは Twitter の 140文字制限だと思う。と言っても日本語だと140 文字もあればかなり言いたいこと言えるので、あまり問題になっていないかもしれない。しかし英語で140文字制限はスペースも含んでの計算になるのでなおさらクリティカルな制約だ。それでも Twitter の原型を生み出し、一旦は Twitter から追い出されながらも去年復帰した Jack Dorsey は以下のように述べている。

Jack Dorsey曰く、Twitterは140文字制限を維持する | TechCrunch Japan

Twitter はそもそもあらゆる制約から生まれたサービスだ。ことの発端は2 週間でサービスのプロトタイプを作るという社内ハッカソン的な取り組みの中で、 Jack と Biz の2人が Twitter の原型を作ったのだった。これも 2週間という制約や 2人という制約があったからこそサービスの核心だけを突き詰められたと言えるだろう。後に Twitter で正式な機能として作られた、ハッシュタグやメンションの機能も、ユーザーが制約の中から自ら使い方を見出し、普及していった創造の機能に過ぎなかった。それを Twitter が後に正式に機能として提供したのが現在なのである。

ユーザーは制約があったとしても、その制約の中でより便利にするにはどうしたらいいか考えることができる。むしろその"考える"ってプロセスがサービスを使う上でより面白くさせる一つの要因だとも思う。制約のないなんでもできるサービスってのは、概して大量のオプションやマニュアルが必要となり、ユーザーは自分で考えるのではなく、その方法を学ぶというプロセスが必要になる。どちらが好きかといえば、大部分が前者であることは間違いない。

終わりに

人は何か課題があれば解決したいと思うもの。現代はあらゆるものが解決されすぎていて、自分で考えるということがしにくい世の中になっている。困ったらインターネットで検索すればいいし、欲しいものがあればネットで買うことができ、寂しくなったら SNS を見ればいい。

こんな便利すぎる世の中で必要なのは、「自分からあえて制約を課す」という考え方なのではないだろうか。私は"ストイック"という言葉が好きなのはそこにあるような気がするのである。