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ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

愛され続ける日本の100年企業の真意を探る

書評

ども、@kimihom です。 今回はとてもいい本と出会えたので紹介したい。

日本でいちばん大切にしたい会社

日本でいちばん大切にしたい会社

この不況と言われる中で、今でも増収増益で誰からも愛されている商品サービスを作り続けている会社をピックアップして紹介している。この中に登場してくる1社1社が本当に素晴らしく、涙なしで読むことなどできなかった。

障害者を採用し続け、彼らに働く喜び、誰かに働く喜びを提供し続けている会社。一人一人が目を輝かせ、何十年も働き続けるような強い絆。景気や人気に左右されず、実直に自分たちの出来る範囲で顧客に価値を提供し続けている会社。地域と密接に関わり、取引先すべてが幸せになるような会社。などなど。

彼らは目の前のお金目当てで働いているわけでもないし、上場を目指しているわけでもないし、自分から有名になろうと思っているわけでもない。すべてはそこで働く人・その人の家族を支えるため。そしてそれが顧客にいい価値を提供し、顧客も幸せにする。そうした相乗効果で地域や社会に貢献する会社になって長く愛され続けるようになっている。

特にお客様や従業員とのエピソードやメッセージなどはかなり感動する。本当に働く人と顧客の気持ちが重なり合った瞬間って人はこんなにも感動するのだなと改めて感じる。これってやっぱり目先の利益を上げるようなビジネスじゃあ絶対に得られない感動だよね。日本の真のおもてなしってのはこれだ。

こうした仕事に対する姿勢こそが今のIT・グローバル社会で無くなりかけていることなんじゃあないかと改めて思う。日本は100年以上残り続けている会社が世界でも類をもないほど多いと聞く。本書に登場するような企業を知ることで、なぜ日本ではそうした企業が多いのかの真意みたいなものを感じ取ることができよう。どれも未来の100年企業だ。

顧客は製品の変化に敏感

"これはお金かかるからちょっと量を少なくしよっと。" そうした気持ちってのは必ず顧客にバレる。しかもバレるのってその商品を使い続けてくれた重要顧客なのである。目先の問題だけのために、一瞬で期待を裏切るようなことを平気でするようなことを多く経験する。みなさんも一度や二度そんな経験をしたことがあるだろう。それを感じた時、一瞬でその企業の信頼がなくなるのを感じたことがないだろうか。

そんな小細工をせず、誠心誠意顧客に期待を満たすこと。さらに時には期待以上の価値を提供すること。そうすると、いずれ「あの店でしか得られないものがある」だとか「あなたの店のお客でよかった」といった言葉が生まれてくるのである。こうした愛着ってのは何年もかけて磨き続けなければならない。とても骨の折れる作業だ。

それでも目先の利益や成長を重視するのではなく、従業員や顧客の幸せを考え続けた経営をすれば、不可能なことではない。ハメを外さない信念のもった経営が必要なのだろう。本当に困っている人を助けたい。そういう思いでビジネスをやれば、本書に出てくるようなおとぎ話のような感動するエピソードが自ずと生まれる。

変化の激しいインターネット業界で私はそんな会社を構成することにチャレンジしたい。そしてそれが日本の素晴らしい文化を継承した新しい産業となる可能性を秘めていると信じている。