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ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

サバイバルエンジニアのすすめ

スタートアップ

ども、@kimihom です。

最近は「グロースハックエンジニア」とか「フルスタックエンジニア」とか色々な言葉が飛び交っている中、自分は何エンジニアなのかを考えてみた。いくつかあった中で「サバイバルエンジニア」ってのが適切な気がしたから今回この記事で勝手に定義したいと思う。

サバイバルエンジニアとは

さて、サバイバルエンジニアとは何かってことなんだけども、端的に言えば「自社サービス開発で得た収入だけで生きて行く」という働き方を実践するエンジニアだと意味づけたい。自社サービスってのは当然のことながら受託開発と違って最初のうちから給料の出るものでもないし、将来収入が入ってくるかどうかもわからない。最低限生きる給料を得られるようになるだけでも1年やそこら普通にかかることだろう。減り続ける貯金と真摯に向き合い、その限られたリソースと時間の中で、サービスを成功させるために自分にできることを全力やりきる。エンジニアとはいえ開発以外でもサービスを成功させるためなら何でもやる。それがサバイバルエンジニアだ。

ほとんどの人はバカなんじゃないかと思われるかもしれない。ベンチャーだったら出資を受ければいいし、受託で食いつなぎながら自社サービスを開発することだってできるじゃないかと思うのが普通だ。それでも俺ならできるという根拠のない自信がサバイバルエンジニアに必要だ。

サバイバルエンジニアのメリット

ではサバイバルエンジニアの何がいいのかというと、全て自分の思い通りにサービスを運営し、本気で改善し続けることができるという点だ。

思い通りに運営することは非常に重要だ。第三者が事業に絡み始めると、その途中でアドバイスという名の色々な横槍が入ってくるのである。その横槍は、当初サービスを作り始めた創業者たちが思っていたのと全く違う方向に進んでしまう結果を招きかねない。それを良い意味でピボットと呼ぶのかもしれない。でも、それよりも本当に大切にしなきゃいけないのは自分たちのやりたいことや夢なのだ。良いサービスってのは、何かしら作り始める前に創業者の体験から生まれることが多い。「あの時自分が不便に思ったから、それを解決するために作ってるのです」と言える状態は、サービス開発において成功を生む大きな要因となる。その軸をブラさない程度にピボットをしていくべきであり、その軸がなくなってしまうようなピボットはチームの崩壊を生む要因となりうる。大切な軸は第三者が絡むことよっていとも簡単になくなってしまう。そうなると何のために起業したのかがわからなくなるような状態となり、何のために起業したのかもわからないような状態になる。

何も言わない第三者の投資家であればいいってことなのだろうか?それはそれで一理あるし、本当に資金が必要なのであれば資金提供を受けることも致し方ない部分はある。それでも出資を受けないのは一種のプライドであり、自分の力だけで何が何でも成功させるという強い意志を生むにはサバイバル的状態が必要だと私は思うのである。金があれば楽をしてユーザーを獲得したいと思うだろうし、人を雇って嫌いな仕事を任せたいとか、そういうことを考え始めるようになる。結局のところ他人の金なので、どんなに大事でも自分の金ほど本気で大切に使おうなどとは思わない。

何より、自分の力で成功させたと自信を持って言えなくなる。「私が成功したのはあの時お金を出してくれたあなたのおかげです」となってしまう。

本気で改善ができるという点も重要だ。自分が本気でサービス開発をやって、それでユーザーが獲得できずにサービスが失敗してしまったなら納得がいく。純粋に自分の力不足だったと言えるからだ。しかし、サバイバルエンジニア以外で作られたサービスは、他にいろいろな言い訳ができてしまう。まぁこれは単なる精神論っぽい話だけども、心の奥底で感じるものってのは今後の人生にも影響を与えることなんじゃないかと私は思う。

サバイバルエンジニアになるために

似た記事を以前書いたのだけども、そうすると結局「金持ちしかそんなことできないだろ」みたいな意見が出てくることに私は悲しみを覚える。なぜそうやって環境のせいにするのだろうか。しばらく企業に勤めて勉強をしながら給料をコツコツ貯めていけばいいではないか。4~500万もあれば1,2年は給料なくても生きていけるだろう?その貯金もせずに旅行とかデートとか要らないものを買ったりして金を消費して、それで金がないとか言うような人にはサバイバルエンジニアになることなんてできない。別に今からなる必要なんてないのだから、じっくり自分の夢の実現のために貯金をし、技術を磨いていけばいいだけの話だ。

今の時代、必要なのはプログラミングのためのPCとプログラミングするための場所と食費くらいだ。運動は外を走ればお金は何もかからないし、食費も自炊すれば月3万いかないくらいで収まる。ただ単に本気でやるかやらないかだけの差であり、それが生まれ持っての金持ちかそうでないかなんて関係ない。

本当に金がなくなった時の心配は必要ない

ではサバイバルエンジニアが 1,2 年しても事業がうまくいかなかったらどうなるのか?全く心配ない。その1,2 年でもがき続けて磨かれたビジネス感覚と技術力はどんな企業でも欲しがる能力だ。どこかにまた就職するには、今まで死ぬ気で作り上げたプロダクトを見せて、「このシステムを私一人で作りました」と言えばいい。自立したエンジニア、ビジネスと技術を兼ね揃得たエンジニアは今 市場で最も求められる存在だ。何も恐れることはない。そしてまた金を貯めてチャレンジすればいいのだ。

1,2 年経った時に金がなくなった時のことを心配をするレベルのエンジニアにしかなれなかった場合は、その程度の努力しかしてこなかったということだ。そういう人は間違いなく普通の企業で給料をもらいながらのんびり生きていたほうがいい。これには向き不向きがあるので、素質のある人にだけオススメしたいと思う。

思想のあるサービス

思想のあるサービスってのは必ず作った人の想いがサービスに反映されている。その思想に共感したユーザーを獲得することは、広告をばらまいて獲得するユーザーの10倍くらいの力を持つ。思想に共感したユーザーはプロダクトを使い続けてくれるだけでなく、他者にまで紹介してくれるようなユーザーになってくれる。

思想を持つサービスを作るには、誰から言われることもなく自分の意思だけで作り続けられることが条件だ。サバイバルエンジニアはそれを実現する最もシンプルで確実にできる素質を持った職種ではないだろうか。

誰かに言われたことをそのまま実現して満足するだけのエンジニアで留まりたくないというみなさん、ぜひ人生をかけて本気でサービスを開発し、人々に喜んでもらえるサービスを実現してみてほしい。そのチャレンジをした人にだけ、素晴らしい未来が待っていると私は信じている。