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ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

私が注目する技術領域について

スタートアップ

ども、@kimihom です。

いつの時代も、時代を作るのはテクノロジーからだ。 パソコンが人気を博したことで Microsoft が頭角を現し、Web で Google。Web 2.0 で Facebook などが登場してきた。そしてスマホが普及したことで日本でもメルカリなどの急成長したサービスが出てきた。何か新しいテクノロジーが出てきたということは、それを元に新しい時代を形作るチャンスが来たと言える。技術が出てきた時点でみんなで同時に競争がよーいスタート!ってなるわけだ。

だからこそ、大企業でも太刀打ちできないサービスやアプリってのが素早く動ける少人数のチームから生まれるチャンスを秘めている。大企業は得てして新しいものが出た時に大胆な行動を起こせない。

新しいテクノロジーが出てきたからといって、それが必ず普及するとは限らない。そこで必要になるのは、技術の経験と勘だ。その技術を見たときに、あなたにとって響くものがあるか。そしてその響くものは日本や世界を変えられるようなポテンシャルを秘めているか。そのような直感が大事になる。

まぁ、そもそもそういった新しい土台に入れないような技術情報感度の弱さだと、いつまでたっても時代の先端に立つことはできない。だからこそ常に技術の進化には目を配り、どんな技術が今登場して、私たちの生活をどう変えていくかってのをキャッチアップすることが必須だ。

前置きが長くなったが、私が注目している技術領域について、偉そうに挙げてみようと思う。

WebSocket, WebRTC を中心とした HTML5 テクノロジー

HTML5 はますます進化し、私たちの生活の中心になりつつある。つい2,3年前までは対応するブラウザが少なすぎて、HTML5を扱ったとしても使えるユーザーが少なかったので採用しないパターンが多かったのではないだろうか。時代が進むにつれて、日本でも Chrome ユーザーが増え、IEでも HTML5 が積極的に取り入れられるようになってきた。そんな今こそ、今までできなかったような WebSocket や WebRTC を中心とした技術が登場してくると考えている。

今までは WebSocket のようなリアルタイムなアプリを作るなら、WebSocket に対応していないブラウザにも対応するためのライブラリの利用が必須だった。しかし、これからはそんな制約も取り払われ、WebSocket だけのサービスで勝負できるようになる。WebRTC もそんな感じ。

HTML5 において何よりも大事なのが、スマホのネイティブアプリが Web 技術の対応を進めているってことだ。これはつまり、今後のスマホアプリは全て Web に置き換えられるレベルになっていくってことにつながる。 スマホアプリが全て Web に置き換われば、私たちは従来の HTML/CSS/JavaScript でどんなプラットフォームや画面サイズにも対応したアプリケーションを構築することが可能になる。今まで"アプリでしかできなかった"とか、"HTMLで作ると重くなる"だとかの問題が解決されるのは、もうすぐそこまで来ているのだ。

HTML 5 テクノロジーがいろいろある中で、なぜ WebSocket と WebRTC を挙げたか。それはいつの時代も人と人とのコミュニケーションはどんな世代でも必須であり、Web技術が最も得意とするところだからだ。結局 2ch も Gmail も Facebook も Line も、コミュニケーションツールに過ぎない。コミュニケーションは Web の中で非常に大きな役割を果しているのである。その新しい土台を WebSocket や WebRTC はこれからも作ってくれることだろう。そこにチャンスはあるはずだ。

てことで、そこにいち早く注目してやるってのもアリなんじゃないかな。WebVR とか WebGL とかも、この潮流でようやく頭角を表すようになるだろう。1,2年後にはサクサク Web のアプリがスマホ上で動くようになると予想している。

Google Translate API

つい最近 Google Translate の精度が劇的に向上した。これは従来の翻訳などの業界にとっては脅威ではあるが、技術者である私たちにとっては大チャンスだ。そこで誰もが思いつくのは世界中の誰とでもコミュニケーションが取れるようなサービスを作るってやつ。でもそれはおそらく Google Allo などが取っていくと思われる。それ以外の視点で、海外の人と相手の言語を知らなくても意思疎通ができるような仕組みがあれば面白い。例えばリアルタイムのゲームで、世界中で同時に翻訳されるようなサービスとかいいかもね。

ただ一点課題を挙げるとすれば、 Google Translate API が提供されたとしても色々と制限がつくだろうってこと。API への課金で解決できるならそれでもいいかもしれないが、ここは今後の Google さんの判断がどうなるかにかかっている。

Google Translate API によって日本発、世界向けサービスってのがより作りやすくなっていくと考えている。

動画、音声解析

メッセージの解析は Google Translate があるとして、動画や音声の解析ってのはまだまだ可能性の秘めた分野だ。 Siri の言語認識率は飛躍的に向上し、一般の人も普通に Siri を使って何か行動を起こすような使い方をするようになってきた。

つまり、今後、今までのスマホで何か文字を打つっていう行動が、声やカメラの入力ベースで置き換わる可能性を秘めている。それによって新しい産業が登場してくるように思う。

普通に考えて、小さな画面でちまちま打つのって面倒だし時間かかるしミスはするし良いことがない。音声認識率が高くなって思い通りに入力できるようになりつつある今、その変化はもう始まっている。

Stripe

Stripe はつい最近日本にやってきた決済APIだ。これの何が革新的なのかっていうと、海外のクレジットカードなど、グローバル対応の課金サービスが API で簡単に呼び出せるようになるってこと。

今まで海外対応もするような決済ありのサービスを作るなら Paypal くらいしかなかったと思う。その壁を取り払い、日本のサービスが海外展開する土台を Stripe は作ってくれる。

これは、先ほどの Google Translate と同様に、私たちの作るサービスが世界中のサービスと戦わないといけないことを意味する。だからこそマスを狙ったサービスを作るよりはターゲットをしっかりと絞って「こういう人たちには絶対に刺さるサービス」を作ることが必要になってくると思っている。

最近のテクノロジーの潮流に思うこと

最近エンジニア間で話題に出てくるテクノロジーって、例えば新しい言語だったりフレームワークだったりミドルウェアだったりってのがある。んで、これらって結局ユーザーに何か変化を与えられるものなのだろうか?ただ単に流行だからっていう理由で乗っかったり、勉強だと思ってやったり、マーケティングに騙されて触るのは大いに結構なことだが、最終的にユーザーにどんな価値が届けられるのか考えてみる価値はあると思う。

大規模処理とかも同様の理由で興味がない。サービスがうまく行った後に色々試行錯誤すればいいだけだからね。まずは新しいテクノロジーでユーザーの課題を解決できるように、精一杯努力しなきゃいけない。

個人的にはそのようなユーザーに変化を与えられない技術に時間を費やすより、新しくユーザーに価値を届けられそうな技術を勉強しするよう意識している。これは私がサービスよりのエンジニアだからなのかもしれないけどもね。

終わりに

今回私があげたテクノロジーは、特定の条件でしか扱えない技術で"ない"ものだ。機械学習やビッグデータには大量のデータがいるし統計の深い知識がいる。IoT は複雑な電子・物理・機械の世界の知識やデバイスそのものが必要になる。私にとってこれらの技術は、「新しいテクノロジーが出てきたからといって、それが必ず普及するとは限らない」の部類に入ると感じている。まだまだ研究実験段階で、実用段階になる上で必要な一般人に対する理解がまだ追いついていないように思う。これは本当に個人的な直感なので外れる可能性は大いにあるけど、自分がやる領域ではないなと早々に手を引いている。

そのように自分が何のテクノロジーに注力し、何のテクノロジーからは手を引くか。全部一人でやろうとするなんてことは到底できないので、そのような取捨選択も必要になってくる。

皆さんはこれからどんな技術領域が一気に上がってくるとお考えだろうか?たまにはこういう未来を想像するのもいいものだと思う。