ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

私と会社の目指す方向性について

ども、@kimihom です。

「ボクココ読んでるよ!」と言ってくれると、やはり嬉しいものだね。こうしてまた筆?を進めることができる。さて今回は唐突だけども、私が今どんなことを考えてどんなことを目指しているのかを共有したいと思う。

顧客との良好な関係を継続させる

究極的な質問だが、「御社のサービスを使ってみたいのだが、一度デモを見てみたい」という問い合わせと「いつも使ってる御社のサービスの調子が悪いようだが調べてくれないか」という問い合わせが同時に来た時、あなたはどちらの選択をするだろうか。

私なら迷わず後者を最優先タスクとして取り掛かり、問題の解決に取り掛かる。既存顧客がサービスを愛して使ってくれているというのは、それだけで価値のあることなのだ。そのことだけを考えて全力で仕事に取りかかっている。単に使ってくれるだけのレベルの顧客が多ければ多いほどいいとは思わない。本当に自分のサービスを使う価値のある顧客にサービスを使い続けてくれることが、サービスを提供する私の喜びだと感じている。

いわゆる信頼関係ってやつだ。実際、エンジニアの私でも顧客に何かあった時は電話で対応するし、必要なら現地にまで伺うことだってある。そうやって既存顧客に全力で接すると、やはり顧客はサービスを使い続けてくれるし、信頼してくれる。「誰かに必要とされ続ける」っていうのが、実際めちゃめちゃ嬉しいことだと知ったのは最近のこと。"それがないと困る"ってレベルのサービスを運営すること。一部の人でもそう思ってくれるなら、大小は関係ない。

規模拡大を意識しすぎると、間違いなく先ほどの問いに対して前者を選ぶだろう。それでも、たくさん取った顧客の一部が喜んでくれれば、それで価値があるものという考え方もある。それはそういう考えだから否定するつもりはない。ただ単に私の場合は、自分たちで既存顧客を確実に支え続けられるような体制を整えながらも、着実に成長していくスタイルを好んでいるということに過ぎない。

シンプルを追い求め続ける

シンプルさこそ、ビジネスにおいて大切な要因だと私は考えている。

シンプルなサービスは使っていて気持ちの良いものだし、わかりやすさがある。そして余計な機能がないのでバグは起きにくいし、メンテナンスがしやすいのでアップデートが辛くならない。

シンプルな人員構成であれば、最低限の意思決定で素早く行動できる。それぞれが自分の役割を担って最強メンバーを構築できる。意思疎通がうまくいかなくて間違った行動をとることがない。余計なことに時間を割かれることがない。

シンプルであれば、無駄がなくなる。

よくいう話なんだけども、私はサービス運営において激務を一切していない。自分の開発時間をしっかりとコントロールし、できる限りの範囲で仕事に取り組んでいる。サービス開発も基本的に"~日まで"という概念はないので、自分が満足いかなかったらどれだけでも遅らせるし、早くできれば早くリリースできる。これもシンプルさに通じるものがあると思っている。自分のサービスで必要な機能開発や改善に"フォーカス"することによって、開発に無駄な時間を割く必要がなくなるのだ。これから作る機能は、本当に顧客が満足してくれるものだろうか?一部のお客さんがあったらいいレベルのものではないのか。その程度の機能だったら作らないという選択をした方がいいのだ。

エンジニアが開発の空き時間を作るなんてもったいない、と考える方がいるかもしれない。私は開発と同じくらい、発信することは重要だと思っている。なぜなら、開発している本人が、サービスに対してどんな思いを込めて作っているのかを語れば、それを読んだ顧客は、よりサービスを知った上で使ってもらえるからだ。Apple を見てみてほしい。彼らが CM など莫大な費用をかけて、 "Apple はデザインを極めたプロダクト"というのを発信しているのだ。だからこそ、私たちはApple の思いが伝わり、Apple 信者となっていくのである。私は発信することを、開発することと同じくらい大事な仕事として、取り組んでいる。まぁボクココの執筆は半ば趣味みたいなものだから、仕事しているって感覚はほとんどないのだけども。

ちなみに今までの内容はうちの会社の理念にみんな書いてある。この理念は、私たちメンバーが心の底から思っているミッションである。

次の世代の起業家の夢となる存在になる

私は、ゆくゆくは「誰もが自己資本で自社サービスを運営すること(ブートストラップ経営)が可能である」ということを証明していきたい。きっと今後の起業する人にとって、重要な選択肢の一つになるからだ。従業員やお客さんの幸せにフォーカスを当て、この2者だけがより幸せな道を模索し続ける生き方にも価値があると思っているのだ。私はこのような自己資本で自由に企業を運営したいという考えで起業する人ってのも意外と多いんじゃないかと思ってる。自分の提供するサービスで顧客をシンプルに幸せにしたいという純粋な欲求だ。

自己資本の反対にいるのは、投資を受けて、ずば抜けた成長で自分のビジネスをたくさんの人に使ってビッグになるという目的になるだろう。それ自体は決して否定するつもりもないし間違っていない。ただし、今の若い起業家が、 Web やアプリで起業するなら投資を受けるのが当たり前という偏った考え方しか知らないという点に問題を感じている。もちろん投資を受けるって選択もあるけど、自己資本でやっていく方法もあるんだよということを私が示していきたい。

これには大きな問題がある。 まずは自己資本で成功したというロールモデルが必要なのだ。それがなければ机上の空論で終わってしまう。現状として、日本でブートストラップで成功して、ブートストラップを普及している人が誰もいないということに最大の課題を感じている。だからこそ、まずは私たちがそういう存在になる必要があると考えている。私たちがそのロールモデルとなって、次なる起業家に新しい選択肢を与えたい。こうして Web サービスで起業する方法もあるんだよ、ということを示していきたい。この点に関して最終的に決めるのは起業した本人なんだから、スタートアップになるのかブートストラップになるのかという選択を増やすのは良いことである。

終わりに

ひとまず現時点で思っているのはこんな感じだ。現時点で、私は今の自分の仕事に満足している。これからもこうして働き続けたいという思いを持つことができている。

人の思いってのは簡単に変えられるけど、ずっと変わらない思いにすることもできる。将来のことはわからないけど、私としてはこの思いを今後も持ち続けていきたいな、と感じている次第だ。