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ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

極める技術を絞るという勇気

ども、@kimihom です。

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いつの時代も、新しいテクノロジーがどんどん出てくるものだ。「この技術は世界を変える!」だなんて言って、みんなが飛びついて徐々に一般化されていく。「とりあえずなんでも触ってみる」ってのはもちろん大事なことだ。それが自分に合うか合わないかを判断するためにも、常にアンテナを巡らせる必要がある。

オールラウンダーは学校教育では良いとされていた。一つ100点で他が30点の生徒より、全てが90点の生徒が優秀とされる。だがしかし、プロの現場に入るとこれが急転する。100点を一つでも持っている人の方が貴重になって価値が高まるのだ。優秀ではなく希少性ってのが評価されるのである。これって不思議なことだよね。教育ってのは社会に役立つように教育されるのに、実際に社会に役立つ人材ってのは教育での優秀な人材ではないんだもの。

さて私の場合はどうなのか、ちょっと書いてみようかな、といったところが今回の記事。

いろいろな技術に流されていた時代

私は以前まではいろんな技術が出てくるたびに、それに飛びつき熱中したものだった。そういう新しい技術に触って、ドヤるのはエンジニアとして誇らしいものがあった。そんな嬉しさも相重なり、気の赴くままにイケてる新技術に飛びついていたものだった。入り口まではドキュメントが整備されているので、それなりのレベルになるのは簡単だ。そこで学んだ新技術というよりかは入門者向けの記事を書くと、多くの読者に読まれてシェアされやすいということを理解した。

しかし、多くの技術に触れ続けていると、やがて気付くことがある。いろいろな技術イベントに登壇している人を見たときに、「はて、自分の"技術"と呼べるものはあるだろうか?」という問いである。これに自信を持って答えられないと感じた時、エンジニアとして自分はどうしていきたいのかを真剣に考えるようになった。

私はオールラウンダーになりたいのか、プロフェッショナルになりたいのか、という問いである。

そして見つけた私が極めたい技術

実は私の中で、新しく触った技術の中で「これはすっっっっっっっごい!」と思う素晴らしいものとめぐり合う時がたまにあった。 Ruby on Rails, Heroku, AngularJS, Twilio といったものがそうだった。そういう自分の中の感動や関心を突き詰めるのが、結局のところ自分のパフォーマンスを最大限発揮できるものだと信じ、私はこれらの技術にのめりこんだ。最終的に開発の方向性とかの問題で AngularJS は今では使わなくなってしまったが、他の3つを自分の武器として極めてみようと思ったのである。

その中で私は特に Twilio には最大限の協力をした。というのもコミュニティとしてまだ未成熟な時期であったし、勉強会などのイベント運営でも人手不足な感じな状態だったからだ。だから私は Twilio の勉強会には積極的に発表して自分の学んだ入門的なところから上級向けのところまで、あらゆることをコミュニティにシェアしていった。おかげさまで Twilio の東京の勉強会には必ず私が出てくるくらいになったし、密な情報共有することのできる素晴らしいエンジニアと出会うことができた。

そして Twilio を極めることや普及させることに躍起になっていた私に、また別のチャンスがきた。Twilio 経由で知り合った Heroku コミュニティのイベントで登壇する機会をいただいたのだ。そこで私は 7年以上使い続けている Heroku について熱弁した。今でも私は Heroku を超えるクラウドのプラットフォームは存在しないと思っている。新しいクラウドのインフラはどんどん出てくるけど、Heroku ほどシンプルなものはない。だから私は Heroku をこんなにも使い続けているのである。 その時の発表はとても嬉しく、気持ちの良いものだった。

極めた先に待っているもの

こうやって特定の技術を極め続けて普及活動を行っていると、思わぬチャンスにめぐり合うことができる。

Heroku の発表を通じて、日本の Salesforce 最大のイベント「Salesforce World Tour Tokyo 2016」の登壇が決まったり、

Salesforce World Tour Tokyo 2016 for Developers

Mashup Award の年末の大イベントである FESTA 2016 By MashupAwards で Twilio 代表として発表させていただくことになったりしたのだ。

FESTA 2016 By MashupAwards - connpass

どちらも、私が好んで使い続けてきた技術に関する発表なので、心の底から自分の思いを伝えることができる。そんな素敵な場にめぐり合うことができたのだ。これは、いろんな技術に手を出し続けて強みが何もなかったオールラウンダーな私だった頃では到底立つことのできなかった舞台であろう。

今週はそんなイベントが立て続けに待っている。私の 2016 年はこれからだ。