ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

採用に関して外野ながら一言

ども、@kimihom です。

最近いろいろなベンチャーな方とお話しするのだけども、必ずと言って苦戦しているのがこの「採用」だ。そりゃあ名もない無名ベンチャーが優秀な人材を撮ろうと思ったなら難しいことこの上ない。いかにして一緒にやっていきたいと思う仲間を集めるのか。しかもそれを本業をやりながら実践していく。とても難しいというのはその通りだと思う。

そんな中、私の会社では採用を全くやっていないので完全に蚊帳の外ではあるが、もしやるとしたらこんなところを大事にするかなってんで思うことを書いてみる。当然、理想の話なので読者の方からは「現実はそんな甘くねーよ」というツッコミが入るだろうが、そういうのは喜んで受け入れたいと思う。

そもそもベンチャーで普通の給料で入るメリットがない

一般の人たちにとって、なぜリスクを冒してまでベンチャーに入らなきゃならんのかっていうのがある。普通に安定した大手に入った方が安心して仕事ができるし、その他の好きなことに時間が使える。いつ潰れるかもわからないような状態で、しかも給料は変わらず、どうせ激務を求められるんでしょう? しかもそれなりに名の知れたところで勤めていた方が、身内受けや自分のプライドとしてもよろしいものがあるし、自分からベンチャー行くなんて〇〇でしょ? そんな一般の認識がある。

これは、受け入れざるを得ない現実である。だからこそベンチャーの採用をより一層難しくさせているのだ。大手よりもベンチャーのメリットって何だろう?そしてそれを踏まえた上で、さらにベンチャーの中でも自分の会社に来ることのメリットって何だろう?このとても大きな2つのハードルをクリアして初めてマッチングが成立する。考えただけで難しそうである。

目の前の"採用"にだけ目を向けると必ず失敗する

採用をするんだから採用について考えればいいんでしょ?そんな考えだけだと間違いなく採用はうまくいかないし、会社の将来としても失敗するだろう。

具体的には、よく言われる「お金」「能力」「性格」などである。これらは状況によってすぐに変わってしまうものである。今は潤沢な資金があっても今後会社がピンチになったら?能力のある人が会社にいたとしても、その人が会社を辞めてしまったら他の人はどうなる?会社がうまくいかない状況でピリピリした雰囲気でみんないい性格のままでいられる? これら一般的な採用の基準てのは、常に"今"その人が合うかどうかしか考えていない。だから多少採用がうまくいったとしても、何かあったらみんながどんどん辞めていってしまう、そんな企業ができあがってしまうと、製品の質や顧客へのサービスなどがどんどんバラバラになっていって、最終的にぐちゃぐちゃな組織になっていくのだ。

採用の本当の目的は「企業をよりよくし"続ける"ために人を迎え入れる」のではないか。一時的に良くなったところで、その人が辞めてしまったら元も子もない。また採用に時間を費やして、、という非常に無駄な時間の繰り返しとなり、余計なコストや時間をかけてしまう結果となる。もはやそれを正当化して、いろいろな人材紹介の事業ってのは成り立っているのだけどもね。それじゃあいつまで経ってもいい企業ってのは生まれてこないだろう。

だからこそ、採用には企業の未来を見据えた上で採用をしなければならないのだ。

"その人の夢や理想と、会社のビジョンが一致しているか" こそ全て

素晴らしい企業ってのは、これにすべてを集約させていると私は考えている。

「お金」「能力」「性格」なんてのは後でもいくらでも向上させられる。でも、その人にある根幹の夢や理想ってのは今後も持ち続けるもので、これからも変わらないものである。しかし、ほとんどの人はそれに気づいておらず、採用面接時にそれをはっきりと言える人なんてほとんどいないのは事実としてある。

社長が採用スタート前に会社について熱く語ることがよくある。私は、採用するときはこれは必ず必要なことだと考える。なぜなら、会社の向き先を決める社長の「ビジョン」と、応募者の夢や目標を一致させるための重要な要素となるからだ。その時点で合わないな、と思った応募者とは間違いなく今後も合わない。だからこそ、最初にビジョンで篩いをかけるのは正しい。

採用を本気でやろうと思っているのなら、その人の将来の目標や理想について聞くのが一番セオリーだ。そしてなぜその夢を思うようになったのか。今、それのために何かやっているのか。会社にその夢の実現のための何を期待しているのか。会社はその夢の実現をサポートできそか。そんなことを聞いて探ってみよう。答えが定まっていないようなら、「もう一度考えて、また来てね」という言い方をしてみよう。もはや採用ではなく、相談だ。それによって応募者の本当に実現したいことや夢が見つかって、さらに自社のビジョンで共に叶えられそうなら、その人材は会社がどんなに苦しくなろうとも、一緒に戦い続けてくれる仲間となってくれるだろう。夢の実現のためなら困難も厭わない。そんな思いを持つことができるから他の会社に移るなんてことはしなくなるのである。反対に、仮にビジョンが一致してなくても、その人にとってはやりたいことを見つけられたので、今後の就職活動はより明確になって素晴らしい会社を見つけてくれることだろう。もはや人生相談的な感じだけど、採用の理想はここにあると私は考えている。

そもそも採用する人自体がそんな思いを会社に持っていない!? だとしたら既にミスマッチが起きている兆候だ。会社のビジョンから、まずは全員で話し合って、方向性を決めることをしよう。それがない状態でやみくもに採用をしてしまっては、今はいいかもしれないけど近い将来、全員が不幸になる。

私のオススメ本

私がこの考え方に至る上で、大きく影響を受けている本がある。最後にこれを紹介しよう。本書に採用についても書かれている。

日本でいちばん大切にしたい会社

日本でいちばん大切にしたい会社

顧客から、社員から、周辺地域から愛され続けている企業。その企業の根底にある思いや事例をドラマチックに描いた本だ。私はこの本を読んで、何度も涙した。ビジネス本で泣くなんてびっくりだろう?でも仕事に情熱を傾ければ、そういう感動ストーリーが一つや二つ、生まれてくるものなのだろう。私も仕事という人生の中で、泣くほどの感動をしてみたいと思う。その感動はきっと、世界中にユーザーがいるようなサービスを作れたとしても、できない可能性もある。働く本質を磨き続けた後に、出会える感動だろう。

そんな日が来ることを夢見て、私は今日も働いている。