ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

インターネット公衆電話サービスを1人開発したよ

ども、@kimihom です。

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ボクココの記事で前からエンジニアはサービスを1人で作りきるくらいの気迫を見せて欲しいと言っている立場だったので、私が今回空き時間で作ったサービスをご紹介する。

名前は InstantCall 。InstantCall を一言で言うと「インターネット公衆電話」だ。 Google Chrome を起動してこのページにアクセスするだけで、日本全国の番号へ発信することができる(0120番号や110などを除く)。ここまで簡単にブラウザで電話発信できるサービスは今のところ日本でここしかないはずだ。

インターネット公衆電話 InstantCall

現在は PC と Android の Google Chrome に対応している。iPhone は早く WebRTC サポートしてください…

開発の背景

本業では企業向けのブラウザ電話システムを作ってるけど、一部のお客さんは ただ一時的に発信したいだけ みたいな方が思った以上にたくさんいた。具体的には、以下のようなケースである。

  • 携帯が一時的に紛失/故障 していて使えない
  • 個人の発信として番号通知されて欲しくない
  • 海外にいる人で日本の電話番号で日本に発信したい

「 InstantCall は誰が使うの?」という質問に対しては、上記のような一時的に電話が使えない特殊なパターンにいる方である。きっと今この瞬間でも、1万人に1人は上記のような状態になっているはずだ。日本全体で1億人と考えれば1日1万人に使われれば良いという発想である。困ったらいつでも InstantCall へアクセスして電話発信ができるということを知っておいて欲しいと思う。

このサービスによる通話料は、1分57円 である。この値段を高いと思われる方がいるかもしれないが、日本全国どこへでもこの料金へかけられるという点と、携帯電話や家の電話のように毎日使うことを想定したサービスではないので、この値段でも全く問題ないと考えているし、発信にそれなりにコストもかかるのでこの料金設定となっている。

まだまだ、ブラウザで電話をするというのは誰もが経験のしたことのないことだと思う。そういう意味では、このサービスでブラウザで電話をする経験を一度でもしてもらって、その便利さを感じていただけたら幸いだ。

強みをサービスに

今回のサービスで私が示したいのは、個人開発でも自分の強みを活かすことで尖ったサービスができあがるということだ。 ただ単に Web アプリケーションが作れますってだけでは誰もが作れるアプリしか作れない。しかし、それにプラスして例えば実家が~~とかだったらそれに特化したサービスを作れば良い。今回のように"この技術は仕事でもよく使う"っていうのでも良い。

つまりは そのサービスは他の誰でもなく、なぜあなたが作るのですか? という質問に堂々と答えられれば OK だ。それがなくて単に「あったら良いなと思ったから」レベルだとモチベーションは続かないし、使われるレベルのサービスに仕上げることは難しいだろう。

“痛み” を抱えているユーザーを想像できるか

今回のサービスで言えば、"電話をかけたい時にかけられない" 痛みに着目している。ほとんどの人はそんな機会はほとんどないだろうけど、そんな痛みを抱えることが先の例のように3年に1度はあるかもしれない。その痛みを解消するためにこのサービスは存在する。

その痛みレベルが大きければ大きいほど良い。サービスを作るときはこの観点だけに注目しても良いと思うくらい大事なことだと思う。"あったら良いなのサービス"ではなく、"ないと困るサービス"を作る。これはサービスを作る上でのアイディアの基本ではあるんだけど、私はそれを常に意識するようにはしている。

終わりに

今回は1人エンジニアで作ったサービスをご紹介した。

読者の皆様の中でも、きっといつか電話発信したい時が来た時に、InstantCall が役立つ日が来ると信じている。