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きみにしかできないことなんだろ、これは!

ども、@kimihom です。

夏も終わりっすね。そこで夏の終わりのサマーウォーズってことで、その映画の中に私の好きな言葉がある。それが、主人公のけんじ君が最後に一生懸命数学の問題を解いている時に、励ましてくれる医者のおじさんが発する言葉だ。最終的にけんじ君は目の色を変えて超人的とも言われる問題解決能力を発揮して、世界を救うことになる。

きみにしかできないことなんだろ、これは!

仕事で言われたら、きっと誰だって全力で取り組むだろう。他の誰でもない、自分自身が絶対にやり遂げる。自分がやり遂げられなければ、他の誰もがやり遂げることのできない仕事。私はそんな仕事を増やしていきたいし、これからもやっていきたい。

それは当然、仕事では正しくない働き方だと言われる側面もある。"属人性の排除" である。今回はそのことに関して私の思うことをつらつらと記していく。

マネージャーの視点とプレイヤーの視点

人を管理するマネージャーの立場であれば、"きみにしかできないこと"を抱えてしまうようでは、リスク分散ができないとして考えられることだろう。人が一時的でも恒久的でもいなくなってしまった時に、迅速に復旧対応できるようにするための管理能力が求められる。そして何より管理する側としては"きみにしかできないこと"ってのを多数抱えるのは不安を抱えることだろう。だからこそ、"きみにしかできないこと"をできるだけ排除し、誰にでもできるような仕事のフローに変えていく必要がある。そんな考え方が一般的になっているように感じる。

しかし、私は部下を徹底的に信じ抜くマネージャーこそ、本当の管理者だと考える。(きっとあいつなら必ずやり遂げてくれる。私はあいつに賭ける)。 そのくらいの意志で部下に仕事を任せられる上司ってのは私の理想だ。それくらい部下が全力で思いっきり打ち込むことのできる環境を提供できなければ、部下の持つ力のほとんどを出し切ることはできない。私はそう考えている。

プレイヤー側からすれば、やる気があれば完全に任せられた方が責任感を持てる。それこそが俗に言う仕事のやりがいなんじゃないかな。言われたまんま、何も考えずに仕事を淡々とやりたいみたいな人もいるにはいるだろうけど、そんな人と働いて何が楽しいのか私にはわからないし、マニュアル通りにこなす仕事が顧客に正しい価値を与えられるか甚だ疑問である。確かにマニュアル通りの仕事は一定のクオリティを顧客に提供できるかもしれない。しかし、顧客ごとに趣味格好が違う中で、これだけやれば正解みたいなことはきっとないはずだ。

きみにしかできないことは、自分で見つけよう

誰かから言われてやる仕事自体、"きみにしかできないこと"ではない。そんなことは他の誰でも言われればやる気次第でやるからだ。自分の心から湧き出てくる、挑戦したいという気持ち。これはその人の勘違い的な側面も持ってるので、とにかく正しいものに対して信じ込んでやってみるってのが大事なことのように思う。そうして毎日一歩ずつでも勘違いという名の信念を持って成長していけば、いつかきっと"きみにしかできないこと"のレベルにまで到達できることだろう。

自分の意思で起こす行動ほど強いものはない。ふと思った時にすぐに行動に移せるようにすることで、言われてからじゃないと行動しない人の何倍もの差をつけることができる。やがてその行為が習慣となって体に染み付いていくのだ。

次第に誰でもできるような仕事をやるのではなく、"きみにしかできない" 仕事を任されるようになれば、仕事のポジションとしても非常に重要な立場の仕事を任せられるようになる。そういった仕事は本当に楽しいし、けんじ君のように目の色を変えて仕事のできる環境が与えられることを意味する。 そんな仕事をやることにこそ、仕事の楽しさってのが生まれるのではないかと考えている。

終わりに

私は今でもプレーヤー側の最前線で仕事をしているという自負がある。だからこそ自分にしかできないことを追っていきたいし、自分だけでなく周りからもそう評価されるくらいになりたいと考えている。

これは別にスキルを持つことだけじゃなくても良いと思っていて、その人にしか圧倒的な情熱を持てない事業にチャレンジしたり、その人にしかできない価値を創造するってことに意味があるはずだ。

きみにしかできないことなんだろ、これは!

最後にこの言葉を読者へ捧げつつ、本記事を締めくくろうと思う。