ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

流行を生み出すスタートアップ

ども、@kimihom です。

いつの時代にも流行がある。流行は時に個々の判断を鈍らせ、「あの人がやってるから自分もやる」というだけでどんどんと広がっていく。一方でその流行は、発起人が意図的に仕組んでいる側面がある。本記事では意図した流行をどうやって生み出していくのかについて考えてみたい。

流行の始まりは、今見るとちょっと変わったこと

流行の始まりは、現時点で他の誰かから見ると一風変わったように映ることが多い。流行する前なので当然他の人にとっては一般的ではない何かである。その何かを最初に見つけた熱狂的なフォロワーたちによって、やがて未来の当たり前になる。 熱狂的なフォロワーの勢いはどんどん増していき、ある一定のタイミングを過ぎるとむしろそれをしない方がダサいくらいになる。すると今度はその"流行"に乗り遅れまいと誰もが参加するようになっていく。以下のTED はあまりにも有名なので見たことがある方も多いだろう。

誰もがご存知の Facebook は当時大学生のザッカーバーグが作ったことは有名な話だろう。Facebook 自体も、最初のユーザーは他から見たら人の顔写真集めてニヤニヤしてる狂ってるヤツらという風に見られていたに違いない (事実、映画「ソーシャルネットワーク」にはそのように描かれていた)。しかし、あまりにも Facebook の初期ユーザーがコアなファンであったため、その熱狂が他人に伝わり、大人にも伝わり、世界にまで広がっていった。今では60歳のおっちゃんまでが使うくらいに一般化されているほどの熱狂である。

www.amazon.com

その流行を作ったのは、紛れもなく 当時10代の若者ザッカーバーグだったのだ。

この成功を予測できなかったからこそ、彼は多くの株を持ちながら上場し、会社を大成功させるという偉業を成し遂げた。こうして彼は世界で誰もが知る有名人となって今でも革新を起こし続けている。

ここで何が言いたいのかっていうと、「ザッカーバーグ並みに超大成功したいなら、現時点で"これから流行る"って言われているような事業を興しても既に遅い」ってことだ。投資家とか成功したビジネスマンとかから 「そんな事業儲かるの?」と言われるくらいのものじゃないと未来のザッカーバーグにはきっとなれない。もしあなたが一発大逆転を狙う、流行を生み出す源 になりたいのなら、年寄りからは狂ってると思うわれるくらいのサービスを考えてみてほしいと思う。

加えて、初期段階でそれなりの割合で投資を受けてしまったら、その時点であなたは未来のザッカーバーグになることは難しいという点も伝えておきたい。ザッカーバーグがなぜあんなにすごいのかというと、株を社長自らが保有しながら、ものすごい評価額で上場したという点だ。そうして彼は一般的には不可能である、富と名声の両方を手に入れることができたからこそ、希少なのである。 初期段階でお金を受け入れて自分の持ち株がどんどん薄くなってしまったら、どんなにビジネスが成功してもあなたはその持分を株主に還元する必要があり、株主と調整しながら事業を進めていかなければならなくなる。そんで事業がうまくいかないと社長追放などもある厳しい世界だ。

(Facebook 上場時、彼一人で 28% を所有していたとのこと。) Facebookの大株主一覧:ザッカーバーグは28%を所有 | TechCrunch Japan

最初に流行を作るのは、いつの時代も若者から

そしてもう一点大事なポイントを挙げさせてほしい。いつの時代も、若者が流行を最初に作り出すという事実がある。彼らは常に新しいものを探し続け、いいものを徹底的に使い、すぐに友達に広めてくれる。その友達も波に乗り遅れまいと、真っ先にその輪に加わることだろう。こうして流行が生まれる。

だからこそ、若者が BtoC の分野で起業するってのは至極真っ当な戦略であると言える。一部の大学生が熱狂するレベルのサービスが出てくれば、それは未来の Facebook になるポテンシャルを秘めている。その熱狂は学生間で即座に広まり、やがて若い社会人にも使われるようになり、ゆくゆくは60歳のおっちゃんでも使うくらいのレベルにまで成長していく。

BtoC の起業で25~30歳くらいになってしまったら遅いくらいかもしれない。その頃にはそれぞれ自分なりの価値観的なものが出てきてしまい、新しい何かが出てきてもすぐに判断して取捨選択してしまうようになる。これは次の流行を生み出す上では致命的で、全員の価値観を満たす 70点くらいの何かになってしまう。30代で流行する何かってのがいつの時代も出てこないのはこれが理由だと考えている。

一部のファッションや化粧品は CM や雑誌などで大金をはたいて半ば強引とも言える形で流行を作り出そうとしている。そうしないと若い層に届かないからだ。でも現時点であなたが大学生だったらそんなことをする必要がない。自分が最初の流行を作り出し、他の人たちが乗ってきてくれるような仕組みを最初に作ればいいだけなのだ。そこのアドバンテージを活かすことができた時、学生起業で大成功するという誰もが憧れるステージに上がることができるだろう。

終わりに

とにかく最初の流行を作り出し、熱狂的なファンを獲得すること。その最初の一歩を超えられれば、やがて未来の常識を自らの手で作り出すことができるはずだ。そんな未来のザッカーバーグが日本からも出てくることを期待して、この記事を締めるとする。