ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

Heroku Meetup で Heroku 運用フェーズについて話してきた

ども、@kimihom です。

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今日、Heroku Meetup #20 "Heroku Yacht" が開催されて、そこで登壇した資料と、おまけ的な感じで資料の裏に込められた思いについて記していく。

登壇資料

発表資料の補足

Heroku を使っていても、サービスのフェーズごとに意識して取り組まなければならないことは変わってくる。とりわけ、これからサービスを作る/作ったばかりって状態の人に、運用フェーズの話をしていても全く意味がない。運用の整備する時間があったら、とにかく作ったものを顧客に見せ、反応を見ながら改善していくほうが重要だ。開発初期フェーズでのお話は以下の記事に私の考えを書いているので読んでいただけたら幸いだ。

www.bokukoko.info

それなりにユーザーを抱えるようになってきて、私が特に大事にしてきたのが「フロントエンド」の開発だ。つまり HTML5/JavaScript の活用である。そろそろエンジニアの皆さんは気づいてきたかもしれないが、より早く快適なサービスを実現するのに関して、フロントエンドのウェイトがますます上がってきているというのがある。フロントエンド側のキャッシュや裏で動くWorker などを駆使し、最高のユーザー体験を目指すことが可能だ。

かといって、私は Angular や React などを始めとした SPA フレームワークにはほとんど興味がない。それらライブラリの最新アップデートやバージョンアップに追従したところで、新しくできることなんて何もないのだ。根本である HTML5 を理解し、使いこなせるようになって初めて 今までできなかったことやフロントエンドの高速化を実現できるのである。

私の運営するサービスは、最高のユーザー体験を実現するために HTML5 のテクノロジーを数多く採用している。そしてフロントエンドの開発に注力できるようになったのは、間違いなく Heroku という PaaS の存在のおかげだ。私はバックエンドの心配を、Heroku や各種アドオンのスペシャリストに任せ、そもそも問題が起きにくい設計や運用をしてもらっている。それでも問題が起きれば、サポートもしてくれる。そんな環境は IaaS で自前で構築したら手にできない代物だ。

今回紹介した HTML5 の中で深く言及したのが ContentEditable という技術だ。ContentEditable は、 HTML5 の中でも地味だけどユーザー体験を極めたい人にとっては極めがいのある技術だと思っている。ContentEditable の大きなハードルをくぐり抜けた者だけが、最高のユーザー体験を提供できる。くれぐれも、この技術を初期開発フェーズで採用してはならないということに注意しよう。興味がある場合は以下の記事を参考にしてみてほしい。

拡張テキストエリアを ContentEditable で実現しよう - ボクココ

そして、管理ツールの開発に時間をかけるのは無駄だということも伝えた。そんなのの開発に時間をかけるのではなく、Heroku Dataclips を充実させて、より柔軟なデータ収集の方法(SQL)を、管理ツールを使う人たちに教えたらいいのではないか。この試みに関しては私も道半ばだけど、今作の "誰も SQL が使えるようになるべき"という風潮に乗っかって、 Heroku Dataclips は今後 より重要な立ち位置を示すようになると思う。

私は常日頃からエンジニアは最小限のチームで構成されるべきと説いてきている。この主張はこれからも変わらない。少人数で構成されたドリームチームから生まれたプロダクトは、彼らの溢れ出る思想がプロダクトにそのまま反映される。そんな人が目を輝かせながら語ってくれる発表を聞ける日が来るまで、これからも活動を続けていきたいと思う。

終わりに

今回は参加いただいた方も、自分でサービスを開発しているという気概のあるエンジニアの方が多く、私自身も感化された良い Meetup だった。サービス開発に対して本気になって自分の可能性に挑戦する人のプラットフォームとして、Heroku や Heroku コミュニティが盛り上がっていったら嬉しいなと思う。

Heroku を使って生まれる次の Hero は、そう、 "あなた" である!