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-英語のできない人は仕事ができる- 読み終えての感想

一日で読んでしまいました。それほど今の俺にはこのトピックは興味深いものでした。 今現在置かれている自分の状況と見比べて読んでいったことで、今後の自分のやるべきことが少し見えてきたような気がしました。
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後でまとめを書くとして、特に印象に残ったことを書いておきます。
結局俺が今、何を恐れているのかと言うと「英語に時間を費やしてしまうことで、肝心の技術の習得がおろそかになってしまう。これは結局何においても中途半端な人間で、使えない存在となってしまうのではないだろうか」ということです。この本でその答えと言えるべきものがありました。


英語がしゃべれるというのが国際人というのではなく、各国の文化・多様性を深く理解する知性を持つことこそ、国際人と言えるのではないか
「話す」ことよりも「話す内容」を知ることの方が大事!
単語や文法がわかった所で、実際に人と話してもコンテンツが伴わなければならない。そういう意味でカタコトでもしっかりとその話題の本質を理解できる人間でなければならないのです。技術者として働く自分の身になってみれば、なおさらこれが当てはまる気がします。
さらに、ITと言えばインド人とよく言われますが、彼らの英語は他の英語を母国語とする人でさえ聞きとるのが困難な「訛り」があるそうです。そう考えた時、どんなに「綺麗な英語」を学んだ所で、実践では活用できない英語となってしまうのは目に見えています。
だから英語はとりあえず話せる程度(TOEIC600点ほど)持っておけば十分で、それ以外は技術を極めるべきなのです。今現在の俺は、英語学習の目的が完全に「ビジネス」となってしまっています。でもこの目的のための学習ってのは受験勉強と一緒で、仕方なくやらされている感じが強い。そう思いながらの英語学習での成長はほとんど期待できないものだと自分自身感じています。だからもっと違う目的が見えてきた時、真剣に勉強していけばいいのかなーと思ってます。(例えば英語話者の同僚ともっと話がしたい!とか思ったとき等)
今現在、目的意識を持ち、情熱をこめて勉強を出来るのは何かと言えばネット関連技術です。今のうちはこっちを集中して今後入る会社で役に立つトンガリを持つことがもっとも重要な気がしました。


ちょっと話題が外れますが、英会話において結局何が大事かっていうと、「自信」だと思ってます。どんなに下手な英語でも自信を持って話していれば相手は聞く気になってくれるのです。逆に技術を知らないが故に例えそれが綺麗な英語だとしても技術者の英語スピーカーの同僚は聞く耳を持たないでしょう。
そういう意味でも今の俺は技術をもっともっと磨いていこう、そう思わせてくれた本でした。
以下、まとめた内容です。

学者であれ、スポーツマンであれ、国際的に活躍している多くの面々は英語能力によってその地位を得ているのではない
Good,Not good でしか答えない上司なら、部下はそれに合わせるように質問をしてくる
英語を極めるより、技術やスキルを磨いていくことに時間を割いた方が余程大きな貢献ができるだろう
英語力の不足をカバーするために、仕事でより大きな価値を生み出す

そもそも国際人とは何か?
実際赴任する先の国が「英語」を堪能にしゃべれるとは限らない
各国の文化・多様性を深く理解する知性を持つことこそ、国際人と言えるのではないか
「話す」ことよりも「話す内容」を知ることの方が大事!
インド人は国の訛りがかなり強い。ネイティブスピーカーでさえ「何と言っていたのか」と聞いてしまうほど。
自信満々でコミュニケーションをとったほうが伝えたい相手に耳を傾けてもらえる
ビジネスの場では、人の感情や心理の描写とかは多くも止められない。むしろ具体的な行動として説明することの方が多い

「英語が話せれば安心」は間違い
ビジネスの現場では、上流の立ち位置か、下流の立ち位置かで相手が自分の英語をどれくらい真剣に聞いてくれるかが変わる
我々が勉強をしている間に彼らは違う教養を身につける

ビジネスに役立つ英語にするための基礎能力
1、アフィニティ −親しくなれば伝わる情報量が変わる
例え英語が完璧に聞き取れたり話せたりしても、相手との距離感を合わせて親しみの関係を作らなければ、
良いコミュニケーションはとれない
2、もっと厚かましくなっていい
時にはわかったフリをしてもよい。 わかってないとアピールすると、相手は話しにくくなる
3、洞察力で本質に迫る
物事がもつダークサイドまで見抜く力、洞察力を持ち合わせないといけない。 寄付してもそれが届かないことだってある
4、情感を失わない
受け入れる力や感じる力
5、フレキシブルな大人の関係
ルールで成り立っている日本とは違う世界がある。 自分の身は自分で守る。
信頼関係や自己責任、倫理観に基づく柔軟なあり方もある。 両者のバランスが大事なのかもしれない。

本当の意味で世界と戦うための英語を身につける
① おびえるな、黙り込むな
最初に結論を言って、その後の段取りを組んで話して言った方がシンプルで説得力がある
② 最初に自分を印象付ける
こんなことが素敵だ、こんなことが重要だというようになるべく自分の感受性や価値観に触れるようにする
ただ、宗教などの話には注意したほうがいい
③ いちいち謝らない
価値観のフレームワークの違いを認識する
「エンパワーメント」・・逆ピラミッド型の組織。 まず上にマーケットが来る。その次にスタッフといった感じ。
お互いの共通認識なない限り、いくら正しい言葉で説明をしても正しい理解は得られない
④ アサーティブ・コミュニケーションを心がける
自分も相手も大切にした、誠実で率直で対等なコミュニケーションの方法。
対等という意識を持って堂々とコミュニケーションすることが大事。
⑤ 英語はキャリアパスという認識を捨てる
英語ができるだけで出世できるわけではない。
TOEICは600点でOK!
⑥ 自分のペースでコミュニケーションする
⑦ 自分の土俵に相手を引き込む
自分から話題を振りかける。 その話題は答えの無い課題であると良いかも
⑧ 長続きする語学環境を整備する
1、プランやスケジュールを作って、語学の目的をはっきりさせる。
2、毎日海外の好きなミュージシャンやTV番組をようつべ等を利用して刺激を受ける
3、時々ネイティブから自分のレベルをチェックしてもらう
4、英語で書かれた書籍や資料を日常的に継続的に読み続ける

ここで差がつく!英語を味わいながら上達する
語学というのは仕事上の必須スキルとして仕方なく勉強したりするような姿勢ではなかなか身につかない
上達のカギは英語の面白さや奥深さを見つけていくこと
8つのコツ
1、ノドや口の筋肉の動きを意識する
スポーツと同じ原理で練習が必要
2、本番を想定しながら練習する
英語の場合は特に伝えたいセンテンスや単語は緩急、強弱、ニュアンスの差を意識しながら練習する
特にニュアンスを付けるためには、言葉の使い方だけでなく、場面ごとに動作速度を買えてコントロールする
3、色々な英語に接する機会を作る
4、OLD,NEWでインテリジェンスを示す
最新の潮流などを意志って発すると周りに強烈な印象を与える
実体験を通じて見える化し、次なるステップへと活かす
5、多弁よりも重厚感で勝負する
6、英語の色彩感にインスパイアされる
英語のリズム、音、強弱などを楽しみながら、自分の五感を研ぎ澄まし、そこからインスピレーションを受ける
7、構成力の緻密さを味わう
8、言語の背景にある文化の深さに触れる
部映画、詩などの成り立ちなどを理解する、文化としての英語に気付く

英語をめぐる裏側の事情
同じDoingでもBeing(目的意識)によってResultが変わる
その国の感性を学ぶことで、よりその国の言語を学びたいという気持ちが増す