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個人開発に関するテックブログ

自動電話応答サービスを作ってリリースした話

自動電話応答(IVR) を誰でも簡単に作れるサービスを目指してコールコネクトをリリースした。

www.callconnect.jp

自動電話応答(IVR)とは

自動電話応答(IVR)とは、例えばどこかの企業に電話をかけた時、「お電話ありがとうございます。〜に関するお問い合わせは1とシャープを、〜に関するお問い合わせは2とシャープを...」 みたいな感じでガイダンスが流れ、それに従ってボタンを押すと自動で指定の場所へ電話がリダイヤルされる仕組みだ。

これを使えば新人が電話をとって、誰かにとりつなぐといったロスが無くなるし、顧客としても話したい人にダイレクトにつながるので満足度が高まるだろう。

このような自動電話応答の仕組みは従来、一部の大企業がSIerなどに発注し、大掛かりなシステムとして何百万と予算をつぎ込まないと実現できなかった。低予算をアピールしているサービスでも、まずはヒアリングから開始し、それ向けにカスタマイズしたシステムを最低1週間を要するものであった。

コールコネクトについて

コールコネクト

コールコネクトなら、誰でも3分で導入できて、しかも月額9,800円からという破格の料金設定を実現した。それには一貫してこの自動電話応答(IVR)をクラウドで扱うということにより、運用コストを劇的に抑え、しかも早く導入できるシステムを構築した。より詳しい詳細については上記サイトを訪れてみていただきたい。

無料モニター募集中

サービス開発に関して、今までは一人で全てサービスのデザインから文章まで作っていたが、今回は自分と合わせて計3人の優秀な仲間と作ったため、クオリティに関してかなりの自信がある。が、より精度を高めて顧客にサービスを届けるために現在は無料モニター募集でモニター利用していただける方を募集している。無料モニターは事前にサービスを無料で利用できるだけでなく、ローンチ後の20日間は無料で利用できるため、2ヶ月程度無料でサービスを利用することができる。とはいえ品質に関してはすでにリリース可能なレベルまであるので、ご安心していただきたい。無料モニター期間は、いただいた意見からさらに良いサービスにするための時間だ。もちろん、その期間に満足できなかったらサービスの利用は無料期間だけで終わらせても問題は無い。それは私たちが満足できるサービスを提供できなかったということで反省し、改善したいと考えている。

もちろんコールコネクトのお問い合わせも、コールコネクトを利用した自動電話応答(IVR)になっているので、試しにどんなものか確認したい場合はぜひお問い合わせいただきたい。

技術的な部分

より使いやすいサービスにするために様々なブラウザの最新技術を始め、俊敏なサービス開発を実現するための工夫をこらしている。以下は使用技術の一例。

Canvas

<canvas>要素を使うことで、HTML文書の中に図を作ることが可能になる。コールコネクトではcanvasを利用することで電話が来た際の分岐の作成をよりわかりやすく表現することに成功した。 + ボタンや x ボタンを押して分岐のボックスを生成する。

https://s3-ap-northeast-1.amazonaws.com/callcloud/assets/function01-abfd48c57218ea47448fbb3c6e343588.png

WebRTC

WebRTCはリアルタイムビデオチャット的な使い方が有名だが、これを使えばブラウザ上で音声の録音もできる。コールコネクトでは、ガイダンス音声は機械音声、音声録音、音声アップロードの3種類を提供している。WebRTCにより、手軽に声を録音し、実際の声で適切なガイダンスを流すことが可能だ。注意点として、IEは対応していないため、他のブラウザーで録音する必要がある。

サーバーサイド

サーバーサイドは一般的な構成だ。 Ruby on Rails, PostgreSQL, Redis, Unicorn で運用している。テストには馴染みの深いRspecを採用した。この構成が最も早く開発できるし、一般的なテクノロジーにすることでメンテナンスコストも下げている。

終わりに

よりコストを抑え、スマートに電話対応されたい方、ぜひコールコネクトのご利用をお待ちしている。