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個人開発に関するテックブログ

サービス改善することの難しさと大切さ

素晴らしいサービスとそうでないサービスの違いはなんだろう?

みんな当たり前のようにいいサービスを作ろうと目指しているけども、なかなかできないことが多い。それの決定的な理由が、"修正が大変だから" の一言に集約されると思う。

修正することの難しさ

一度作ったものを直すことは、新しく作るよりも難しい。しかも修正する対象が、今まで自分が作ってこなかったシステムならなおさらだ。 修正が怖いから、修正すると大変だから、修正することを諦めて、機能追加する道を選ぶ。そっちの方が簡単だからだ。

その行き着く先は虚しい。 本当に使ってくれるかわからない機能が大量にあってごちゃごちゃした使いにくいサービスが出来上がる。引き継ぎを繰り返すプロダクトは基本的にこうなる運命にある。

それを打ち砕くには、修正できる能力が必要だ。その能力を得るためには、既存のシステムを深く理解し、一部を修正したことで起きる影響などがすぐ把握できるようになる必要がある。これが1から作った人でないと本当にきつい。どんなプロでもこれは難しい。ひどい作りのシステムなら尚更で、そういうコードがむしろ多い。そんな場合は作り直したりすることもあるだろう。

あなたはそのシステムの根本を修正できるか

たくさんのユーザーフィードバックを得たとき、その修正を無理と思うか、直せるか。ここの違いでサービスの良し悪しは決まる。そこに必要なのは技術力の高さなのか? きっとそうじゃない、必要なのはシステムを理解するための根気と、その根気を生むためのサービス愛だ。

それができないようなら、自分が1からサービスを作って修正できる環境にするしかない。

これができないところが多いと思う。1から作ったプロダクトでさえ修正はモノによっては難しいと思う。あなたの環境では大規模な修正ができるだろうか?ぜひ考えてみてほしい。できない時点で、あなたのサービスは良いものにはならないだろう。