ボクココ

個人開発に関するテックブログ

個人のエンジニアブログをどのようにして成功させるか

ども、@kimihomです。

今回はブログについて。最近「ボクココ」はお陰様でそれなりに検索から流入が来るようになったが、それでもまだまだといったところな状態である。 とはいえアフィリエイトとか面白系のブログでもない、"エンジニア向け"というターゲットがかなり狭められている中、よく続いているところだ。

今回は個人ブログとして続くようにするには、どのようなアプローチがあるのかを考えたい。

ブログの目的を何とするかを決める

当たり前のことだけどそこが曖昧だと続きにくいことは言える。何個かパターンがあると思うので、それをまず挙げてみよう。

  1. ちょっとした小銭稼ぎしたい
  2. 他の誰か(人に)貢献したい
  3. 技術に貢献したい、有名になりたい
  4. 自己満、備忘録的な個人用途で利用したい

こんなところがあるだろう。ぶっちゃけた話、一番いい記事が作れるようになるのは1だと思う。それはうまくいっているかいってないかを数値(収益)という指標で表現されるから、ブログがうまくいっているかいっていないかが判断できるためである。別にブログじゃなくてもいいならエンジニアなら Githubスター数とかで頑張るって方法もあると思う。ブログでは指標としてわかりやすいのがこの収益なのだ。

そんで頑張って続けた結果、そのブログが他の誰かに貢献し、技術的にも貢献し、有名になれる。そういうことはあると思う。

でもそこに一つ大きなジレンマが存在する。

最も読まれる記事は入門記事である

自分が書きたい書きたくないに関わらず、入門的な内容や一般的な理論みたいなブログが結局一番読まれるという事実がある。自分がどんなに頑張ってコアな技術の内容を書いても、読んでくれるのは一部の人間だけだ。だから、アクセス数や収益で指標を捉えている人にとって、ブログは入門者向けのまとめサイトが結局PVが一番高くなる。

それで確かに誰かの貢献にはなるだろうし、収益も上がる。これを目指す方向ってのは一理あると思うし、実際成功している個人の技術ブログはそういう選択が多い。

技術ってのは賞味期限のあるものなので、いかにテクい記事を書いたとしても、その技術が時代遅れになる可能性は十分にある。これが他の一般ブログと違って難しいところである。流行りの記事を書けば、その時点ではアクセス数が増えるかもしれないが、しばらく経てば使い物にならない記事なってしまう。鮮度を保ちつつ、読まれる記事を書くには、常にブログを書き続けるしか方法がない。書くしかないのだ。

稼ぐだけならアプリでもできるよね

無理してブログで成功させようなんて思う必要は全くない。自分でアプリ作れる技術力があるなら、アプリ作って広告で稼ぐって方法もあるわけだ。何に時間を使って自分のやりたいことを実現するかは人それぞれである。

だから小銭を稼ぎたいってモチベーションだけで個人の技術ブログをやるくらいなら、ぶっちゃけアプリとかWebサービスで一発当てる方を頑張った方がエンジニアにとっては効果的である。個人ブログってのは、収益の目的もあるけど、それ+@のモチベーションがなければいけないと思う。先ほど “収益目当てのブログが一番いいものが書ける"と書いたが、それはブログの更新を続けられて、それなりに収益を上げられるようになった場合の話である。

結局は自分が"続けられる"のは何なのか。

“続ける。” これこそが全てにおいて重要なこと。最初からうまくいくなんてことは滅多にないわけで、そこでめげずにアプリの改善や記事の追加をし続けられるかに成功はかかっている。続けられるか続けられないかは"なぜ自分は今これをやっているのか"の答えがある状態であるとも言える。これって会社とかサービスとかでもどれも一緒なことだよね。

儲かってないのに、"金を稼ぐ" って目的だと絶対に続かない。他のもっと違う儲かる方法を探すだけだろう。そうしていつまで経っても成功しないアプリやブログが量産されていくのだ。

なぜ私はブログを書くのか。なぜ私はアプリを書くのか。そうした疑問に明確に答えられるようになり、自分の中で決心がついた時、成功への道が一歩開かれるのだ。

私の場合

私の場合、アプリも個人で作ってるし、ブログも運営している。アプリは"自分が欲しいものを作りたい"ってモチベーションがあり、ブログは"見えない誰かに教えたい"って気持ちがベースとしてある。今の仕事が一人エンジニアだから、誰か新人(読者)がいてそれを教えるかのように記事を書くようにしている。

中学生の頃から人に教えるのが結構好きだった。それが今のブログにも活かされていると感じている。

お金ってのは続けた時に起こる結果であり、目的にしてはならない。"お金だけのモチベーションはきっと続かない"ってのを改めてもう一度伝えて、本記事を締めよう。