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子供の教育は、主体性を意識した方がいいと思うって話

ども、@kimihom です。

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先日、私の中学時代からの同級生から教育に関する相談を受けた。いやはや、私もそんな同世代が出てきた年になってきたのだなぁとしみじみと感じつつ、思ってることをべらべらと喋った。私としては教育って結構大事なテーマだと思っていて、その内容をせっかくだからブログにもまとめておこうと思う。

あなたは子供にどうなって欲しいのか。

まず大前提として、結局は他人の子供なのでその人の教育方針がこれだ!という人もいると思う。だからこそ今回の話は「私が子供を持った時にこうしようと思っている」くらいな感じで聞いて欲しい。決して日本国民全員がこうすべき!みたいな極論を言うつもりは全くない。

その上でまず大事になるのが、「あなたは子供にどうなって欲しいのか。」という問いだ。まぁ99%は「幸せになって欲しい」と願うことだろう。(残りはお金を稼いで還元して欲しいとか?)

で、親の属性ごとに一気に変わってしまうのはここからで、子ども自身が幸せになるためにどうやって教育すればいいのかという問い。これが一部(大抵?)の親が「いい学校に入って誰もが知ってる企業に入社すること」みたいな固定観念がびっしり詰まってるのよね。こう思う親ってのは結局自分が誇らしくなりたいってのが気持ちとしてあったり、自分自身が受験勉強をおろそかにして学歴に関してコンプレックスを持ってるような人なのよね。この考え方の親は幼い頃から英語塾に通わせたり、塾に金をつぎ込んだりすることが子供のためだと信じて止まなくなる。

もうこの「いい学校に入って誰もが知ってる企業に入社することが幸せ」みたいな考えはなくなって欲しいな、と思う。私は、自分が熱中できる夢や仕事、趣味を見つけてあげるサポートをすることこそが親の役目だ、と思ってる。その上で例えば子供が医者になりたいって言うんだったらたくさん勉強しないとなれないよと教え、そのために塾に行くっていう子供の自発的な行動なら喜んで行かせてあげるべきなんだと思う。

では具体的に子供のやりたいことを見つけてあげるサポートってのはどういうことか。それは子供をいろんなところに連れて行ってあげて、いろんな体験をさせ、その中で子供に向いているのをいち早く気づいてあげるってことだと思う。いろんな体験を通じて、子供は自分が本当に好きなことを見つけることができるのだ。例えば絵が描くのがうまかったら、「すごい上手だね〜!」と褒めてあげる。そうすると子供は嬉しいからさらにそれに没頭するようになる。何かに夢中になるきっかけってのはそのくらい単純なものなのだ。

自分がやりたいことを見つけられた時の熱狂ぷりってのは、塾に強引に通わされてるのと訳が違う。四六時中そのことを考えても飽きないような子供と、常に何かをやらされている子供と比べてどっちが成長できるか?もちろん熱狂している子供はオールラウンダーにはなれないだろうけど、オールラウンダーな大人になったところで今後の未来にその才能の需要はないのだ。何かに特化して飛び抜けて能力のある人間が評価されていく社会になるのはもう目に見えている。

私がこの類の話をするときに必ず例をあげるのがさかなクンの教育エピソードだ。前にも紹介した 2ch まとめだけど、また貼っておく。

【画像】さかなクンの母親の教育方針すごいwwwなるほどこれは天才が育つわ… : 無題のドキュメント

まさにこれ。本当に子供を"信じる"ことのできる母親なら、興味を持った事柄に熱中させてあげることで、その子供の本当の才能が開花し、その子供の本当に幸せな今後の人生をサポートしてあげられるのではないか。誰がどう見たって、今のさかなクンは幸せだと思うだろう。彼の最も好きな魚だけを研究できるような環境に大人になった今でも身を置くことができているのだから。

子供の幸せって何?って前提に立った時に、これが私にとって教育方法の正しい解答だと思っている。

終わりに

まだ彼女もいないような私がこんな未来の子供の教育の事を考えるのはアホらしいかもしれないが(笑)、いつか子供ができた時は思う存分いろんな体験をさせてあげたいと思っている。決して私から塾に行けだとかナントカ教室に行け などと強制するような教育は絶対にしたくない。これからはプログラミングだ〜とか英語だ〜とかってのも私にとってはどうでもいい。ただ子供がそれに興味を持つか持たないかが大事なんだと思う。

あと、いろんなタイミングで「なんでそう思ったの?」って聞いてみて、それに答えられる子供にしたいなってのがある。そして子供から聞かれた Why に対しては時にはしっかりと答え、時には一緒に考えて最終的に答えを出し、納得できる喜びを分かち合えたらいいなと思ってる。それを考えられる子供こそが根本的な「頭の良さ」ってのを形作ると思っているからだ。まぁこれは完全な理想だけどね。

最後はすごい個人的な話になってしまったが、私が教育に関して思っているのはそんなところ。