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サービス開発を成功させるまでの歩み

サービス開発の成功は一日にしてならず

ども、@kimihom です。

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「自分の作ったサービスが成功した」という状態にまで持っていくのはサービス開発者なら実現したいことの一つのはずだ。私もその想いの途上ではあるが、この件について考えていることを記す。

サービス開発の成功ってなんだろう

どのレベルにまで到達したら、サービス開発が成功したと言えるのだろうか。当然その目標は人それぞれではあるが、以下のようなケースがあるだろう。

  • サービス開発時の想いを実現できた
  • 5年以上サービスが残った
  • 1万ユーザーに使われる状態になった
  • そのサービスだけで食べていけるようになった
  • イグジットできた

上記で共通するのは、「ほとんどの場合、すぐには達成できない」ということである。サービスの成功は1日してならず、だ。

既に成功した(つつある)サービスに途中から入って自分が成功したみたいな雰囲気を醸し出すのは、サービス開発者として違うと言わざるを得ない。それは単なるサービス"運用"であって、あなたが得たサービス開発の成功ではない。サービスをゼロから作り始めて、それを自分の目標にまで到達させることができた。その状態にまで持っていって初めてサービス開発が成功したと胸を張って言えるのである。

作ったサービスをどれだけ "信じ続けられるか"

インターネット関連のサービスを作っていると、ニュースで見るような爆発的な成功がいつかやってくると思っている方は多いかもしれない。しかしそれは本当に一握りの事象であって、ほとんどは不可能だ。そもそも、その超大成功したケースであっても、実は3~5年サービス開発を続けてようやく爆発したみたいなケースばかりである。そこを勘違いして短期での急成長を望みすぎると、一気に余計なところ(広告や事業提携等)に大金をはたいて、会社や事業の存続が危うくなったりする。やがてせっかく作ったサービスや会社をクローズしなければならないという悲劇を迎えてしまうのである。

あなたが作ろうとしているサービスは、ユーザーがほとんどいなくても最低2,3年は愛着を持って育て続けられるか? 単なる勢いだけで作ったサービスの場合はこの期間を耐えることは不可能である。何かしら自分が続けたいと思える理由を持って、着実にサービスを育て続けよう。サービスの成長のための地道な活動こそが、サービスの将来を左右する。

失敗するサービスのほとんどは、この2~3年を耐えることができない。この期間を耐えきれずに、最初の仮説が間違ってたと決めつけターゲットを変えたり広げようとする。そして不安から無駄な開発をして仕事をした気分になってしまう。最初から"3ヶ月で売り上げ~万"とか、"~千ユーザー獲得"だとかいう訳のわからない目標を立ててしまうと、本当に使って欲しい人を見失って、ちんぷんかんなサービスができあがる。早すぎる結果を求めすぎたからこそ生まれる悲劇である。サービス開発の目的を金儲けといった本質的でないものにおいてしまうと確実に失敗する理由でもある。

最初に仮説として立てた理想のユーザーが、サービスを見つけて使い始めてくれるには多くの時間がかかる。なぜ誰も使ったことのない新しいサービスを使わなければならないのか。ほとんどの人は あなたのサービスよりも、既存のちょっと不便で高くても実績のある方を選ぶだろう。その方が間違いなく時間をかけずに課題を解決してくれるからだ。でもその中で、本当に大きな問題を抱えていて、どうしてもあなたのサービスを使わなければならないユーザーが、使い始めてくれる日が(いつか)やってくる。その人が恐る恐る使って愛着を持ってくれて、使い続けてくれるようになってからが、本当の成長の始まりだ。この状態が半年や1年で実現できるはずがないのは自明のことである。あなたの作ったサービスで本当に解決したい課題はなんだろうか。そこを見失わずに開発を続けた先に見えたわずかな光。その光をつかめた人だけが、サービスの成功を手にすることができるのである。

先日お話したサービス開発者の方で、「サービスを作って3年放置してたら導入の相談があって、そこから値段を決めたり、サービス開発を本格的に始めた」っていうエピソードがあった。サービスをクローズさえしなければ 、いつかそうした話が来る日がやってくる可能性がある。ただし、大抵の場合は何かしらの情報発信をすることで顧客を見つけるための努力はできる。例えばその期間で私が意識してきたのは、「自分がそのサービスの分野のスペシャリストである」ということを知ってもらうための努力をしてきた。つまりその分野での情報発信である。するといつの日かその記事を読んだ方がサービスを使ってみようと思ってくれる日がやってくるのである。この信頼を積むための準備にいかに時間をかけられるかが大事になってくる。それをやらずして、単にサービスを運用しているだけだと、理想のユーザーを見つけるのにより多くの時間がかかることになる。いや、もしかしたらずっと巡り会えないかもしれない。

どちらにせよ、時間がかかることをいかに続けられるかがビジネスの将来を左右することは間違いないだろう。

終わりに

サービス開発で夢見がちな急成長の幻想は捨て去ろう。そうじゃなくて地道で確実に信頼を積み上げて、正しい顧客を見つけて使い続けてもらう努力をしよう。その努力はきっと、最初に立てたあなたの目標を達成する源になろう。

目立ったことばかりしたがる人は最終的には成功できず、地味な努力を重ねた人が最終的には成功する。私はそう信じている。