ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

技術書典5で初執筆した本を販売した話

ども、@kimihom です。

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本日、技術書典5 が開催され、1万人を超える入場者で大いに盛り上がった。今回初めて本を執筆して販売したので、そこで感じたことを記す。

技術書典

販売したモノ

私は Heroku のユーザーグループに関わっており、そこで PaaS 関連で本を出そうという仲間の提案から、ボクココのまとめ的な感じで書くことにした。

booth.pm

以下のような章立ての構成となっている。

  • はじめに
  • 筆者について
  • 技術選定 - どんな時にHerokuを選ぶべきか
  • 0→1フェーズでのHeroku
  • 1→10フェーズでのHeroku
  • Herokuコミュニティ活動
  • おわりに

得られたこと、反省点

私の章は、ボクココの記事の中でも特に Heroku とそれに関連したサービス開発の部分をピックアップしたものとなっている。

本の場合、たかだか30ページくらいでも2万5千字以上の文章を書く必要がある。ブログの記事でいえば10記事以上のコンテンツが必要だ。それらを全体の構成を考慮しながら書く必要があるので、普段ブログでたくさん記事を書いていても本を書くのはまた別の難しさがあった。何回も構成を考えて読み直しては修正していくプロセスは、自分の文章力の向上に役立った。実際に本を書くよりも読み直しては修正しての作業の方が時間がかかって大変な作業だった。

普段、ブログではその時点で考えたことや感じたことがベースになっているため、同じようなワードで検索すると似たような記事が出てくることがある。そうした記事を擦り合わせて本として体系化することによって、自分の考えを統一することができた。今まで書いてきた Heroku やサービス開発に関する内容を一つにまとめられたのは良かったことだと思う。

初めて技術書典に参加したわけだが、ここまで多くの方が来場されるイベントだとは思わなかった。開始前で長蛇の列が並び、開始と同時に会場が一斉に満杯になった。ここまで多くの人混みに入ること自体、新鮮だった。みんな新しいことを学んで成長したいっていう思いできてるんだな〜と思うと、もっと自分も勉強して成長しなきゃと感じることができた。一冊だけだけど、売られていた Flexbox に関する本を購入して勉強することにした。

今回は私以外に同じ Heroku コミュニティ繋がりのお二方の記した章と合わせて一つの本にした。てことで買っていただいた方がどの章で買ってくれたのかが気になった。あと実際に試し読みまでして買わないって方もそれなりにいたので、本の執筆もサービス開発と同じようにターゲットを絞って提供することが大事だなと感じた。

"技術"書典で普段書いているような"サービス開発"に関して記したのは、少し技術から外れていたかもしれない。他のブースですごくたくさん売れていた本は、今のトレンドをバッチリ掴んでいて、本の内容もターゲットを絞って細かく解説されたものだった。参加者を見た印象では、技術にかなり関心があって既に一定以上の技術力を持つ方が多いように感じた。そうした方に響くコンテンツを提供するのが大事なのだろう。とはいえ細かすぎると一部の人だけってなっちゃうので、バランスの取れた内容にする必要があるのが本を作る上で難しいところなのかもしれない。

執筆活動の今後

本書の執筆にものすごく時間をかけたので、せっかくなら本を買っていただいた数十名の方以外にも読んでいただけるように公開したいと思っている。どのような形式で公開するかは検討中だけど、いつかまとまった文章として一般公開する予定だ。その際は改めて記事として公表する。かつて Basecamp が Getting Real という無料で読める Web ページを公開したのに似ている(今は ebook化されているようだ)。その記事を公開して愛読者の方が出てきてくれたら、改めて書籍化を検討するというプロセスの方が合っているはずだ。

来年も技術書典は開催されるだろう。私の場合、技術的な観点で言えば Heroku より Twilio のほうがより細かく記事を書けそうな気がした。てことで来年、もし書けそうなら一人で書くか Twilio コミュニティで有志を募ってみても面白いかもしれない。ただ今回の技術書典で本の執筆の大変さがわかったので、来年も確実にやるかといったらまだ50%くらいということにしておいてほしい。

おわりに

技術書典はものすごい盛り上がりを見せる一大イベントだった。いちエンジニア、いちブロガーとしてこのイベントで本を出展できたのはいい経験となった。

読者の方も、年に1回の壮大なアウトプットの場の一つとして、技術書典で本を出すというのを検討してみてはいかがだろうか。もちろんそれで儲かるほど売れるとかは難しいかもしれないけど、そこで体系的に一つのモノとして本を生み出すのは素晴らしい経験になる。

もし来年も本を出版できたら、現地でお会いしよう。