ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

SaaS のアプリストアの可能性

ども、@kimihom です。

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今回、Heroku Meetup で Zendesk App について LT してきたので、それに関連して SaaS アプリストアについて記事としてまとめる。

資料

Zendesk App を Heroku で作ってみた話

アプリストア の可能性

BtoC で「アプリを作って公開」ってなると、Android の Google Play か Apple の App Store の2択くらいになるだろう。しかし、BtoB に目を向けると、実は多くの アプリストアが存在する。

BtoC は100万DL とか、そういう数字の部分では確かに夢がある。

BtoB のアプリストアの場合、BtoC に比べてインストール数は少なくなるけど、ちゃんと使うってなった時に契約や支払いをした前提であることが大きな違いになるだろう。「無料アプリで広告載せて~」っていう BtoC の戦略とは根本的に異なる。

そして、まだ国内ではこうしたアプリ開発に注力している企業が少ないというのも、大きな特徴としてあるだろう。私は上記のアプリストアのほとんどにアプリを公開しているが、HubSpot や Intercom など最近国内でも話題になってきたサービスでは国産アプリは現状ほとんどない。むしろ私の作ったアプリしかないんじゃないかと思うくらいだが、今後こうしたサービスも発展とともに国産アプリが増えていくことだろう。

んで、BtoB のアプリストアは BtoC と違って作ったものを他のアプリストアにも同様に配布することができるのが大きな特徴だ。 Android で Google Play ストアに公開するには Android 独自で作る必要があって、それがうまく行ったとしても App Store にはまた iOS 独自に作る必要が出てきてしまって大変効率が悪い。BtoB ではそういうことがないのである。つまり、一つ枠組みを作った企業が、これらの BtoB アプリストアのシェアを独占してしまうとも言える。

こうした可能性を感じている企業が今、どんどんとこれらアプリストアへサービスを公開しているという訳だ。

求められる能力

ここで求められる能力は、"API, API, API" である。それぞれの企業が提供する API のドキュメントを読み込み、最適な形としてアプリに落とし込む必要がある。

ほとんどの場合、OAuth 認証で アクセストークンから REST API の JSON レスポンスでアクセスできるので、技術的に困るという部分は少ないだろう。ただ、それぞれのサービスにそれぞれの特徴があるので、それに合わせて微妙に仕様を変えたりといった検討が必要になる。

国内の SaaS は、基本的に REST API だけの提供 (or なし!) で、単に「データ連携させられる」ってだけなんだけど、こうしたアプリストアでは、「そのサービス内で他のサービス(アプリ)を使う」ってとこまでできる。ここが今、海外の SaaS と国内の SaaS の大きな違いの一つだと言えるだろう。

Zendesk App の所感

今回の LT タイトルが Zendesk App なので、Zendesk App に焦点を当ててみよう。

Zendesk App は他の SaaS アプリに比べて、アプリ内でできる幅が大きい。Zendesk App から Zendesk のあらゆる REST API を呼び出すことができるし、Zendesk 内の UI 動作の指定も多種多様である。ただし、その自由さ故なのか審査に1ヶ月以上もかかるというのがネックなポイントだ。

現状 Zendesk App で公開できるのは Zendesk Support と Chat の2つだけのようだ。今 Zendesk は他に多くのサービスを提供し始めていて、今後これらのサービスと統合したアプリ開発環境ってのが出てくるんじゃないかなと思っている。ただ Zendesk といえば「サポート」って印象が染み付いているので、ここで最近「Zendesk Explore」 や 「Zendesk Sell」などが出てきてどうなっていくのかな、という感じではある。今後の Zendesk に注目である。

終わりに

今回は Zendesk App の派生形として、SaaS アプリストアの可能性に関して言及した。

これら SaaS アプリの中に埋め込む場合、URL など気にする必要がない。てことで、 *.herokuapp.com で自由にアプリを作って公開する、そんな SaaS アプリストアでのアプリ公開が一つのトレンドになっていけば面白いなということでこの記事を閉めようと思う。

私はこの世界にお先に足を踏み込んでいる。あなたはこのウェーブに乗るか?