ボクココ

個人開発に関するテックブログ

初心者と中級者以降でのブログの立ち位置

ども、@kimihom です。

f:id:cevid_cpp:20191005225327j:plain

今回はブログを書くきっかけになりやすい、学習したことをブログに書くってことについて記してみよう。学習したことと言っても、初心者が学んだことと中級者以上が学んだことを記事にするのとでは立ち位置が変わってくる。

初心者のブログの立ち位置

初心者が学んだことをブログに書くのは何のリスクもデメリットもない。とにかく書き続けて欲しいというのが私の思いである。

「既に同じ内容が Web 上にあるから、書く必要はないかな」という判断は一切不要だ。あなたが書いたその記事は、その内容に関していえば世界で最も最新の情報になる。その情報の新しさこそ、重要なのである。初心者が書くブログだから恥ずかしいとか、間違ってるかもなどの不安もいらない。

あなたが知った内容を知りたいという同じ目線の方は、あなたが思っている以上に世の中にたくさんいる。とりわけ初心者向けの記事であれば、その分野の中級者の人たち"以外" の、全ての人にとって有益な記事になる。仮にもし間違った内容だったとしても、中級者以上の方が気づいたら指摘してくれることも多い。それは、あなたがしっかりとアウトプットとして記事を書いている場合にのみ発生するイベントだ。ちゃんと発信し続ければ、その分野の人たちは読んでくれるのである。そうしたよりレベルの高い方々との存在を目の当たりにすることで、初心者はさらに大きなモチベーションを得ることができる。

これは無知だからこそできる、新しいチャレンジなのだ。

中級者 以降のブログとの付き合い

それなりに名をはせるようになると、そうはいかなくなる。書いているブログが、多くの読者を抱えるようになった時、「何でも書いていい」っていう心の余裕が減ってくる。

「読者のために記事を書きたい」っていうモチベーションが高くなると、その読者に合わなそうな内容や、自分の理想のレベルに満たない記事を書けなくなる。それが続くと、かつては毎日でも気楽に書けていたのが、1週間に1回、1ヶ月に1回とどんどん頻度が下がっていく。それなりに中・上級者としての自覚が芽生えてきたと言えよう。そもそも、初心者に比べて新しく学ぶことが少なくなるので書く内容も減っていくし、新しく学んだニッチな内容を書いたとしても刺さるターゲットが絞られてしまう。

同じような悩みを抱えている時が、私にもあった。

そんな時こそ、初心者の時の気持ちを思い出そう。新しく世界を切り開いていって、多くの発見があり、目が輝かせていたあの頃のように。

今はそんな新しい発見が少ないかもしれないけど、小さな発見を記事にしてみよう。もちろん、初心者記事よりはターゲットは少なくなってしまうけども、同じように悩む未来の誰かの助けになる。しかも、その人はあなたと同レベル程度の高い知識の持ち主だ。そんな読者とはより関係の深い人となる。そんな人(読者)を大切にできるようになろう。

あぁ、かつては 100ブクマ以上のバズり記事を書いて、自分に酔っていた時期が私にもあった。それは、このボクココがスタートアップとしての立ち位置や、流行りのフレームワークを使いこなしていたっていう時期やタイミングによるものである。今は会社や技術などは落ち着いてきて、新しいことではなく、既存をより深めていく段階に入っている。

そんな状態の今でも、今のあなた のようにボクココを読み続けてくれているのである。そんなあなたのために、これからも書き続けていく次第である。

終わりに

学んだことを何でもブログにしてワイワイ楽しんでいた時期が私にもあった。ブログを書かなきゃよかったなんて思ったことは炎上した時でも思ったことはない。それだけブログを書くってのは価値のあることなんだ。

新しいことを学べば、私もまた新たにたくさん記事を書くことはできる。しかし、ボクココは、サービス開発やテクノロジーに関して書いているブログである。だからもし新しいことを学ぶんだったら別のブログに書くという判断をすることだろう。

でも安心して欲しい。私はこれからもサービス開発やテクノロジーに関して学び続ける意志はあるし、学んだことは記事として書く予定だ。

2~3年前に比べたら多くの人には刺さりづらい記事になってはいる。それでも私は、書くことを止めない。それは繰り返しになるけど、この記事を読んでくれているあなたがいるからである。