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Twilio イベントで話したトレンドについて

ども、@kimihom です。

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以下のイベントで久々に Twilio について話す機会をいただいたのでレポートとして記事に書き起こそう。

【Twilio】エバチャンネル ONLINE Vol.2 - TwilioJP-UG | Doorkeeper

資料

10分の発表時間だったので、それぞれサラッと紹介した。

speakerdeck.com

家で会社の電話を受け取る

COVID-19 で家にいることが求められているのに、会社に出勤しなければならないケースの一つとして、電話の受け取りを会社でしなければならないという点がある。この状況でいろいろな対応方法があるだろう。

  • ウェブサイト上などで電話対応できないと知らせる
  • 会社で電話が鳴り響くのを放置
  • ボイスワープで携帯電話などに転送
  • 電話番号をそもそも閉鎖する

これらの対応は自分たちにとってはいいかもしれない。でも実際に顧客が用があって電話をかけようとした時に、上記の対応をされれば少なくとも良い気分にはならない。

家でも会社の電話番号で気兼ねなく電話の受発信ができる。これは実は今の時期限定のメリットではなく、今後の会社運営にとってもメリットが大きい。今回多くの企業がリモートワークを経験して、リモートワークの良さや悪さを身に染みて感じたことだろう。そんな中、リモートワークを続けたい場合には、課題の一つとなるであろう電話の課題を解決する必要がある。

そして、そう考えてくださった企業さんが、ブラウザで電話することを始めていただいている。これは最近のトレンドの一つだと言えるだろう。そしてこのトレンドは止まることなく続くだろう。電話はオフィスにいかなければできない、ということに誰もが疑問を抱く日が来る日もそう遠くはない。

バーチャルコミュニケーション

かつて、電話が登場して誰もがどこでも話ができるようになったように、今まさにコミュニケーションのあり方がガラリと変わってきている。パソコンを普段あまり触らないような人でも、友人や家族とビデオで会話をしている。

そして、医療や教育などの現場でもビデオ通話することが始まってきている。まさに今、私たちは時代の転換期にいる。

仮に教育をビデオでやるのが当たり前になった場合、そもそも巨大なキャンパス自体が不要になる。生徒はいつでも PC でビデオを見ながら勉強ができる。そうなると、講義自体も録画されたものを見れば良くなり、教授が毎日たくさんの生徒に繰り返し講義することも不要になる。そうなると、そもそも教える必要のある人員が減る。そして大学の入学費用などを極端に減らすことができる。年100万円だったのが年10万円に抑えることができるようになる。ここから先はそれぞれイメージしてみて欲しい。バーチャル教育が当たり前になれば日本の教育そのものが変わっていく。

今はまだ、一般化されたビデオツールで対応しているのが現状だ。教育に最適化されたビデオツールが存在しないので、単にビデオのやりとりをするだけで済まされている。これが今後、日本の医療や教育などに最適なビデオツールってのが間違いなく出てくる。そのビデオチャットツールの登場によって、ますますバーチャルが一般的になっていくことだろう。

誰がそのビデオツールを作るのか。きっと Twilio が未来のビデオサービス開発者を手助けしてくれるだろう。

終わりに

久々の Twilio イベントの登壇だった。Twitter で色々とツイートしてくれた方もいて、楽しい時間を過ごすことができた。

これからもバーチャルコミュニケーションにおける技術の最先端を突っ走っていこう。