ボクココ

個人開発に関するテックブログ

得意を生む"きっかけ"はいつも単純だよね

ども、@kimihomです。

今回はふと思い立って自分のことについて書いてみることにした。

自分はまぁ今となっては根っからのエンジニアでスタートアップで働く人間という感じになっているけども、どうやってこんな風に至ったのかを考えてみる。得意・不得意ってそれぞれにおいて何かしらの衝撃的なきっかけがあり、それからどんどんと磨かれていってるんだなぁと改めて思う。

数学が好きになったきっかけ

自分は元はというと特に得意分野ってのはあまりなかった。数学は計算自体は早く解けていたけど、文章問題になったら途端に解けなくなるっていう典型的なパターンだった。

そんな中で一気に自分の数学熱が上がったのは、当時通っていた塾での出来事だった。

自分は中学になってからひたすら塾に通い続けたおかげで、塾の中の割と優秀な部類のクラスに居続けることができた。(当時は自分の才能だと思っていたが、改めて考えるとただ塾にずっと通って勉強させられていたからだったと気づくのはずいぶん後になってからだ。) まぁそんな訳で、学校では天才クラスだった自分も、塾に行けば他もみんな頭のいい人ばっかりだったので、そのクラスでは学力は下の方の部類に入っていた。

そんな中、とある数学の授業で忘れられない体験をした。当時は塾の数学の授業ですらついていくのに必死で、問題がわからないことも多く、指されないでくれ・・と祈る日々が続いていた。その時の先生が菊池先生っていうんだけど、ふとある時、問題を解くように言われた。

どんな問題だったかは忘れたんだけど、うまく問題を解けて、めっちゃ褒めてくれたんだよね。その時の喜びが今でも自分の心の中に残っていて、これが自分が数学が好きになったきっかけだった。それ以降は数学が好きになり、時間を忘れて勉強できるようになった。数学に関しては塾でも上位クラスに入るくらいになることができたのだ。

たったこれだけの体験で、まさか今後もずっと数学というか理系の人間になるなんて、きっかけって本当に突然のタイミングでくるものだな、と改めて感じる。

数学好きが功を奏して、プログラミングを学ぶきっかけを手に入れることができた。プログラミングを学ぶ時って、自分的には数式を説いている感覚に似ていて、自分なりの計算方法(プログラミング)をすれば答えが一つに決まる。

この感覚がとても好きで、"勉強させられている"というよりかは"自分から勉強している"感覚でプログラミングを覚えていくことができた。プログラミングで人から褒められたってことはあまりないんだけど、やっぱり数学で褒められたあの時から、今の自分のプログラミングの知識は形成されていったのだ。

美術が苦手、大嫌いになったきっかけ

私は逆に美術がとても苦手だった。このきっかけは小学生の時。全然書くアイディアが思いつかなくて、時間も無くなってきたから適当に絵を描き上げて提出した時があった。この時、先生にボロクソ怒られた。「こんなんで提出すんじゃねーよ!」と。

そのあと適当によくして提出できたものの、それ以降美術の授業が楽しいと思ったことは一度もなかった。

そのショックを今でも鮮明に覚えているってことは、やはり自分の人格を形作る上で大きな分岐点になったのだろうと思う。先生は何気なく言った一言だったのだろうけども、今でも自分が絵を描くことに関しては全くもって不得手である。

きっかけはいつも単純

きっと誰だってこう言う単純な出来事から得意なこと、不得意なことが形成されているのだろう。

小学生のあの時に、絵を描いて褒められたなら、今の自分はデザイナーになっていたかもしれない。センスってのはあることに対してずっと続けられるかどうかってだけの違いな訳で、そのモチベーションがどこから生まれたのかが違うだけの話なのだ。

これは今後、自分が教育者や親になっていった時に注意していきたいところである。ふとした一言がその人の今後の人生をも決める一打になるのだから。

中学生の時の数学の先生だった菊池先生のように、良い意味で相手に影響を与えられるようになりたいと思う。

ちなみになんで自分がスタートアップとか起業にこんなに熱気になれているか、ってのはまた別の高校時代のエピソードがある。何事にもマジで"きっかけ"てあるもんだね。