ども、@kimihom です。
今年の9月末、アプリ開発者にとって大きなニュースがHeroku から届いきました。
Heroku 無料プランの終了です。
かつて誰もが作ったWebアプリをHerokuへアップし、「私がこれ作りました!」とTwitterでURLシェアし、すごいと思われた時代を思い出します。一番最初、私が大学生の時に作ったアプリはHerokuで動いていました。Heroku が無料であり続けていた最近まで、初心者Webアプリ開発者が、「Herokuでアプリを上げました」 ツイートを何度も見てきました。その役割が終わろうとしている今、少し寂しさを感じます。そうした初心者向けの無料サーバーのサービスは他にも探せばあるので、そちらに移っていくことでしょう。
Heroku は、本気でWebアプリを管理運用していくエンタープライズ向けに焦点を当てるようになったと言えます。
これは私としてはとてもいいニュースでした。なぜなら、ビジネスとして本気でHerokuを使っている(料金を支払っている) 私たちへのサポートに、より力を入れてもらえるようになるためです。
かつては無料で使っている大量ユーザーのサポートに時間をかけたことは安易に想像できます。初心者で初めてHerokuデプロイしてみた初心者プログラマの質問に、対応したりする必要があったでしょう。それにどれだけの時間をかけたことでしょうか。
しかし、初心者プログラマを完全に切った訳ではありません。最低限のサーバーとデータベースで 毎月$10 を支払えば、今まで通り利用は可能です。$10を毎月かけても、自分のWebサーバーを"Herokuで"運用したいと思えるくらい本気であれば、今後もHerokuを利用できます。なお、私が仕事ではなく個人で運営している「詠みラボ」は最低限のHeroku料金を毎月支払うことで運営してます。
何に時間をかけるか
人それぞれ考え方は違うでしょう。
- 時間や複数契約サービス登録しても、0円で運営する。
- インフラは自前でやらないとダメ。AWS, GCP 以外あり得ない。
- Heroku のままにしよう。
Heroku を選ぶとはどういうことか、私の執筆本に書いております。
Heroku のままで運営し続けている今では、 Heroku Enterprise というビジネスプランを契約し、より安定したサービス運営を実現しています。それらの内容に関してはこのブログに記しました。
終わりに
Heroku free の終了に関して、色々な反応がありました。私としてはポジティブに、より良い Heroku 環境の実現に必要なことだったかと思ってます。
Heroku ありがとう、これからもよろしくお願いします。
私がHeroになるための決断です。