ボクココ

サービス開発を成功させるまでの歩み

ドリームチームで仕事する上で必要な前提

ども、@kimihom です。

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以前の職場で、先輩が「一人でできることはたかが知れているから、もっと人を頼るという意識を持とう」的なアドバイスをもらったことがある。組織が大きくて人がたくさんいる場所なら、その人の専門分野だけに集中させて、それぞれが自分の持ち場を忠実にやることが求められる。なので企業としてそのアドバイスが生まれたのかもしれない。

しかし、当時新入りだった私は、そのアドバイスに到底同意することはできなかった。先輩からのアドバイスとはいえ結果的にスルーしたわけだけども、今でもその判断は変わっていない。私のこの根底の考えにあるのは「まだやってみてもないのに、最初から人に頼ろうとするなんておかしい」ってのがある。これは今私の目指す、ドリームチームの形成についても深い関係がある。

私はその後起業したわけだけども、その上で必要なことは一通りやった。登記や簿記の基礎知識はもちろんんこと、マーケティングやユーザー獲得、デザインのことも勉強したし、当然自分の強みでもあるサービスの設計や開発, 運用も全部やった。その中で「自分はこの分野ならいける」ってのを身を持って知ることができたし、「自分はここが弱い/苦手だ」というのも知ることができた。その時になって、初めて人に頼るってことをするようにした。その分野の得意な人たちと手を組み、自分のできるものに関してはできる限り自分がやる。そんなマインドを持つことで仕事における範囲を広げることができた。

仕事の範囲を広げることができると、仕事に一体感を生むことができる。例えばサポート担当者が手動テストをすれば、サービスの仕様を全て理解して誰かに聞かなくても自信を持って答えることができるし、マーケティングがサービス開発にも関わればそのサービスの根底を知った上でより効果的な提案ができる。こうした相乗効果ってのを大きな組織では甘く見ていると思う。「ここは自分の仕事じゃないから誰かに依頼する」って考え方が染み付いてしまうと、仕事がどんどん遅くなってまともなサービスを提供することなんてできなくなる。

"人に頼る" って考え方が染み付いてしまっているのは、他人に甘えてるだけだ。自分ができることには限界があるって言い切っちゃうのも、本当にあなたはそんな限界を知るまでやり続けたのかと聞いてみたい。実際はその気になればマーケティングも技術もサポートも会計も、あらゆることは全部 勉強や経験によって完璧ではないけど上達していくものだ。それを実際にやってみて、それでも他の人がやってくれた方が自分より良いものが出てくるってなるようにしてからでも遅くはないだろう。

よくあるダメな例として、サービスを立ち上げたらサポートは誰かにやってもらうみたいなことがある。なぜサービスのことを一番詳しく知っていて、かつ今後のサービス運営を左右する立場の人間がサポートをやらないのか。サポートってのはユーザーからのフィードバックを直に受けられる大変貴重な機会だ。それをせずに分業化だとか言ってやらないのは、単にめんどくさいからやらないって言っているようにしか聞こえないし、そんなサービスはチームとしてダメだし成功なんて到底不可能だ。

"それしかやらない" 仕事ってのは、結局いろんな人に聞きまくる必要が出てきて、自分だけでなく他の人の時間も奪うことになる。人が増えれば増えるほど、その時間が増えていって、確認という名の無駄なミーティングを量産する悲劇を生む。

仕事におけるドリームチームを形成する

ドリームチームを形成するには、自分のできることを明確に持つことが必要である。自分にできることを自他共に理解するためにも、目の前の仕事が出てきたらまずは自分でやってみよう。

  • 自分ができるなら、自分でやる。そうすれば余計に関係者を増やす必要がなくなって仕事がスムーズになる。
  • 自分ができなさそうなら、その理由を考えてできる人にお願いする。やってくれる人に対して感謝の気持ちが芽生えるだろう。自分がまずはやったからこそ、その仕事の難しさややりがいを理解できるはずだし、お願いされた方も理解している人からお願いされているから安心を生む。
  • 仕事を丸投げではなくなる。そもそも"投げる"って表現をしなくなる。協力できるときはいつでも協力できるようにできる。
  • それぞれの仕事の関係を理解できる。担当者同士で密に連携することで得られる効果などを理解し、最適な人員配置が可能になる

社長はいかにサボれるかが大事みたいに開き直っている人がいる。そしてバンバン人を募集しているわけだけども、本当にその仕事を本人がやったのだろうか。実際その仕事をやりもせず、全て"丸投げ"しているようでは、新しく入った人はその人を信頼することは難しい。まずは自分がやってみた上で、それでも無理なら募集する。そう考えていればサボるって表現は出てこないはずだ。

"あの仕事は俺もできるけど、あいつの方がよっぽど良い仕事をしてくれる。だからあいつに任せているけど、いざとなれば俺もやる。" そんな思いをそれぞれが持てれば、ドリームチームの形成に一歩近づいていると言えると思う。

終わりに

人に頼る前にまずは自分がやってみよう。やってみてから、自分に合わない時に人に"投げる"のではなく"お願い"する。そうしたマインドによって、より良い信頼関係が生まれてやがて素晴らしいチームが生まれる。

"人一人ができることには限界がある。" それはそうなんだけど、そんなこと言う前に自分がまずやってみてどうかってのを実践してほしい。そんな行動力溢れる人間には、ついていきたいと思ってくれる仲間が出てくることだろう。最初から自分には何もできません、だから人募集しますなんて言われて助けたいなんて思う人がいるだろうか?

一人一人がいろんな担当範囲を抱えて、その上で自分の苦手なところを仲間が代わりにやってくれている。そんな素敵な信頼関係こそが、仕事をより良くさせるための材料になる。そんな理想が私の目指す "ドリームチーム" である!