ども、@kimihom です。
巷ではエンジニアの採用、採用、採用と日々 頑張られている方が多いが、自分のところでは全くの逆で、採用しないという方針を取っている。
採用することで開発スピードは上がるか?
一番の目的は開発スピードのアップだろう。しかし、それは単なる夢物語にしか過ぎない。
- 誰かが書いたコードを理解するのに大半の時間をかける
- コードレビューをする
- 自分の書いたコードが他に影響が出ないか恐れる
人が増えるにつれ、退職するエンジニアがどんどんと増えてくる。そうなると、"以前誰かが書いたコード" になって理解するのにさらに時間をかけることになる。そうして人が増えてるのに開発スピードが全く上がらず、スピードを上げようとしてトラブルを起こしてしまうという定番の流れが発生するわけだ。
いつ採用すべきか?
自分たちが、何かをするのに限界を感じたときだ。まず、その仕事を自分たちでやる。そして自分たちでやるでは他のタスクとの兼ね合いで限界になってしまった時、初めて人を採用すべきタイミングが来たことになる。
それをせず、ただ単に人を雇うという選択をすると、その採用は大抵の場合失敗する。限界が来てない段階で 自分のタスクを部下に割り当てると、今度は自分のやることがなくなっていく。リーダーはやることがゼロになることを目指すべきみたいな話が一時期盛り上がってたけど、何にもしないリーダーはいない方が良い。

小さなチーム、大きな仕事 働き方の新しいスタンダード (ハヤカワ文庫NF)
- 作者:ジェイソン フリード,デイヴィッド ハイネマイヤー ハンソン
- 発売日: 2016/12/15
- メディア: Kindle版
一般論の逆をいこう
「小さなチーム、大きな仕事」では一般的に正しいと言われることの逆をいくことで成功する方法が書かれている。そして、現在ではそれらの逆の行動が正しいと思われるようになり始めている。
- 大きなチームではなく、小さなチームで最高の効率を生み出す
- 長時間働くのではなく、短期集中で成果を出す
- 大量の機能で顧客を呼び込むのではなく、一部の少数に愛されるサービスを作る
今までの "働く" の常識は過去のものだ。今の時代に成果を生み出すには、その常識の逆をいく。そのチャレンジができる企業が 社員にとってやりがいを生み、成長を続けるのだと思う。
小さなチーム大きな仕事を成し遂げるべく、これからも少数精鋭で仕事を続けよう。