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個人開発に関するテックブログ

学生起業を私は応援する。

ども、@kimihom です。

最近、大学やめて起業するみたいなので是非が問われているようだ。私は学生の起業思考を応援したいと思っている派である。

辛い道のり、そして失敗すること

ある人は、大学を中退して起業するなんてのは辛い道のりが待っていて、ほとんど失敗するパターンだからやめろ、というかもしれない。私もそんなことは百も承知である。でも、だからと言って挑戦しようとする本人の挑戦を止めさせるってのは違うんじゃないかと思う。辛く険しい道のりがその先に待っているなんて誰もがわかってることだ。ただそれでもやりたい。そんな意思があればそれで十分ではないか。そもそも学生起業を批判している人ってのは、敷かれたレールに浸かりきってうまくいってる人たちだと思う(彼の言う通り)。だから「そんなのはやめろ」と思うのだろう。彼がもしうまくいってしまったら、自分の信じてきたものが違っていたということになってしまうからね。だから "学生起業をやめろ" なんていう先人のアドバイスなんて聞く必要なんかない。

企業に就職して、決まりきった仕事をすることで学ぶってのは、思考を停止させる一つの要因だ。「そういう決まりだからそうしている」みたいな感じで、何も考えなくてもうまく動くように企業のルールってのはできているからだ。それはそれで生き方としてうまくいく。

反対に、起業をすれば自分で考えて行動することが求められる。誰も正しい答えなんて教えてはくれない。その中で自分の信じた道だけを進み続けるという経験は、成功しても失敗しても得られるものが多い。もちろん辛いけどね。でも、そういう道を自分から選んだんだから後悔することなんてないだろう。起業したけどあまりに辛くて事業を閉じることもあるかもしれない。その時点で反対派は「だから言っただろう」っていうだろう。でも、若いうちに大勝負に出て、そこでもがき苦しんで得られた経験は、既定路線に乗った人では決して味わえない経験を積むことができる。それで死ぬことなんてないしな。

あなたにとって何が重要か。それが "金や安定" という意見があの文章に混ざっていたら、もうちょっと経験を積んでからのほうがいいとか大企業に入ったほうがいいというアドバイスもわかる。ただそうじゃなくて「自分の道を自分で決める」っていうモチベーションなら、起業ってのは正しい選択だ。

目的ありきが重要か

「起業が目的になってしまっていて、肝心の中身がない」のは不安要素としてあるかもしれない。でも起業するって決めたなら、何かしら自分の得意とするものでやることを決めて勝負しなければならない。この「決める」って行為自体も、「起業する」っていうモチベーションがあるからこそ真剣に考えるようになるし、起業するっていう目的ありきでやっても別に悪くないと思う。

ぶっちゃけ最初のアイディアに固執しまくるようなビジネスアイディアほど失敗しやすいってのはある。柔軟にニーズの"仮説"を立て、それを検証して どんどんとビジネスアイディアを変えていくような柔軟性も重要だったりする。だから絶対にこれしかやらない!っていうビジネスアイディアありきの起業も危険な側面があるのである。とりあえず起業する!ってだけでも私はいいと思う。

私からの願い

起業するってのは厳しく辛い。私が願うのは、その辛さをすぐに逃れてしまって、楽に稼げるような方法(人を騙すようなこと)を探し続けるようなことはしないでほしい。辛くもがき続けた先に信頼を獲得し、本当にお金を払ってでもほしいサービスやプロダクトを目指してほしい。

そしたら、またドヤって読者を驚かせてほしい。

時代はそんな若手のヒーローが求められている。既定路線から自らの意思で外れ、正しい事業をして正しく成功した、本当の意味でのヒーローを。そのヒーローになれるチャンスを彼は手にした。私は起業する彼を心から応援する。